見出し画像

#002「周囲と比較してしまう自分」



星の降るこの時間。


僕は空に広がる星々を眺めながら、
人々の悩みに耳を傾けます。

今夜も、世界の一隅で、
悩みを抱える方の声が届きました。

その人のために少しでもお力になればと。

僕も共に学んでゆきたい。

星の降る夜のもと、
一つの明かりを灯すように。


画像2



会社員 20歳 男性 

はじめまして。

いつも「note」拝見させていただいています。

僕は、地方の地元企業で
会社員として働いているものです。

高校卒業後、大学へは行かず、
18歳の時から今の会社で働き続けてきました。

最近、ふと色々なことに不安になり、
毎日の生活を楽しめていない自分がいます。

同年代の友人たちは大学でキャンパスライフを送ったり
素敵な趣味や恋愛をしていて羨ましく思えるんです。
そんな中、僕はといえば、大学進学を諦めて働き始めた人間なので、
毎日に変化もなく、限られた人間関係の中で生きている気もします。

将来やりたいことはあって、
この仕事をしてはいますし、
いずれこの分野で起業をしていきたいとも考えています。

でも一方で、
もっと周囲と同じように遊んだりもしたい。
最近そう思うようにもなりました。

漠然としていてすいません、、、。

なにかアドバイスもらえたら嬉しいです。


画像3


初めまして。

お便りありがとうございます。

すごいですね、
君はまだ20歳で若いのに起業が視野にあるとは、
それほど将来のことを真剣に考えているんですね。

お話を聞いている限り、
君はかなり思い悩んでいる様子みたいだけれど、
「今は思いっきり悩んだ方がいい」と思うんです。

この感覚は今の君には理解できないかもしれませんが、
「周囲の人と比べて」自分が惨めに思うことも、
同級生を妬んでしまうことも、
今の君には必要なことかなと。

僕は、人と比較することに意味はないと考えているけれど、
人と比較することで「どうなってしまうのか」を
若い時期に、その身を持って経験したほうがいいと思うんですね。

いずれ経験を積んでいった先に、
君自身が成長して、その悩みや感情すら超えていくことになると思うから、
その感情を持っている「今の自分」とは
素直に向き合った方がいい。

人が他人と比較を続けた先には、
どうにもならないという状況を味わえばい、、、、、。

そこで君は身にしみて学ぶことになるから。

ちょっと厳しいこと言ってるけれど、、、、
人は悩みの中でこそ、
本当に大切なことを学べるんです。



✳︎ ✳︎ ✳︎ 



君が人と比べることに意味はない。


確かに一つの分野で、
ライバルと切磋琢磨したり、
ベンチマークしてそのレベルを目指すことは
一つの方法として大切なことだけれど、
ただ自分が周囲と外れたくないという気持ちで
「なんとなく周囲と比較」することは意味はないと思うんです。

今の君には、
それだけ周りの友人達が楽しそうに見えるんでしょう。
でも、もし自分が他人と比較して優位に感じれば、
それで君の人生は満足なんでしょうか?

人よりも優位だと感じる場所に立てたとして、
その先の君の人生の目標は何になるんでしょうか?

人が人生を歩んでいく上で大切なことは、
周囲と比べることではないと思うんです。

比較するべきは、あくまで「理想の自分」。
他人ではありません。

「理想の自分の姿」とは何かを意識するようにしてみてください。

もしも思いつかないのであれば、
人の生き方と比較している場合ではありません。
それを先に決めていったほうがいいと思うんですね。

君は、その理想とする自分の姿が見えていないから
おそらく周囲に気を取られていると思うんです。

何も考えていないと、
人は「どうでもいいこと」を気にするもの。

ほら、
暇だから、なんとなくテレビつけて
ワイドショーを見て時間を浪費するなんてことするでしょう?
あれと同じです。


✳︎ ✳︎ ✳︎ 


比較の中に生きて、
自分を見失ってはいけない。


なんでそんなこと言うかと言えば、
実は、僕がそうだったからなんですね、、、笑

僕も会社員として働いていた時には、
周りの同僚の仕事が気になったり、
時に、その活躍を妬んだりしたこともあるんです。

人よりもプライドが高い方だから、
余計に周囲の人を意識し過ぎてしていたかもしれない。

でも目的もないのに
周囲と比較してしまうと大切なものを見失うこともあるんです。

例えば、大きな組織で働いているとよくあることなんだけど、
組織の中で上手く立ち回ろうとして、
同僚よりも活躍したいとか、上司に気に入られたいとか、
「周囲の比較」ばかりを考えてしまうと、
そもそも「誰のための仕事か」ということを見失うことが多々あるんですね。

君は何のために働いてるんだろうか?
何のためにその会社にいるんだろうか?
その会社のサービスや製品によって
お客さんに答えるためではないかな?
または、自分が起業するための土台として
その場所で経験を積んでいくためですよね?

もしも、お金のため、
周囲よりも優位に立つためなんて考えで仕事をしていたら
それが勿体無いことだよ。

画像4


やりたいことを突き詰めていく


お話を聞いていると、
「好きなこと」はあるんですよね?
その仕事を土台に起業したいと思っているんですよね?

それならば、そこを突き詰めたほうがいいと思うんです。

君が何かに興味を持つと言うことは、
それだけで、他人にはない価値を
もっているということなんだと思うんです。

そこに大きなヒントがある。

人と自分を比べる前に、
自分のそういった好きだと思えることに
素直になったほうがいい。

少し先の未来に、
「理想の自分」を作り上げていく。

そして、現状の自分と「理想の自分」との距離を確認していきながら、
その間を詰めていくことを考えてみるといいと思いますよ。

そうしていくだけで、
他人と比較する余裕なんて、
なくなるものですから。笑


画像4



僕は、君の相談を聞いていて、
羨ましくもあります。

だって、まだ20歳でしょう?

人は遅かれ早かれ
どこかのタイミングでその類の悩みに直面すると思うんです。

そんな早い時期に、
その問題で悩めている事が羨ましいんです。

これから時間をかけて、他人と比較せずに、
「理想自分」と向き合う気持ちを持つ事ができたら、
これからの君の残りの人生は
とんでもなく豊かな日々になると思いますよ。

その悩みを自覚していること自体が
恵まれていることなのだと自覚してください。

世の中にはそれすら気がつけずに、
その怒りの矛先を社会や他人に
向けてしまう人もいるんですから。

君はそうなってはいけない。

人は、そうやって思い悩んだ時に、
自分にとって本当に価値あるもを見つけることができます。

その悩みに、
おめでとうと言いたい。


僕自身もこれを機に、
大切なことを再確認できました。





お互いに頑張って行きましょう。




星降る夜に、想いを込めて。




いつもありがとうございます。

この記事が参加している募集

習慣にしていること

最後までお読みいただきありがとうございます。毎日時間を積み重ねながら、この場所から多くの人の毎日に影響を与えるものを発信できたらと。みなさんの良き日々を願って。