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言葉の羅針盤【第6話】

深い地層から、
ゆっくりと時間をかけて湧き出た水のように
自分の心の底の固い鉱脈の間から、
想いが渾々と溢れていく。

そして、さらさらと心地よく流れて、
読む人の内面に沁み渡っていくような、
そんな言葉を綴りたい。

水のような言葉。

冷たくすき透る水として、
沸騰してしまった誰かの想いを冷ましたり、
時には、その想いをあたかなお湯にして、
誰かの気持ちを温めることができれば嬉しいとも思う。

まだまだ未熟ではあるけれど、
日頃から考えていることです。

自分でこんな理想を語ることは
身の程しらずも甚だしいと分かっていながらも、
やはり、理想があるのなら、そこへ向かいたい。

今日は日頃から考えている
「言葉と水」についての
お話をさせていただきます。


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