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なんだか孤独

わたしの子供は上が中学1年生、下が小学3年生。両方娘だ。
13歳と9歳なので、18歳が成人だから半分を過ぎたことになる。

もちろん、成人しても学費などの工面が必要だったりするだろう。親は大変なんだなと思う。

それでも、子ども達はだいぶ手を放れた。夜などはふたりとも部屋にこもるようになった。
そうなったら夫婦で仲良く過ごそうと思っていたが、夫は仕事が忙しくてかなり疲れていることが多く、わたしが部屋に踏み入ったらいけないのではないかと思ってしまう。

やることはたくさんある。掃除とか、洗濯とか、料理とか。だけど今まで目が回るほど忙しかったのが終わってきて、ぽっかりと寂しい気持ちが生まれている。自由になったらあれをしよう、これをしようと考えてはきたが、お金は限られているし、まだ中途半端に手がかかる子供たちに、会社員の夫のサポートに。そして自分もだんだん若くはなくなってきている。

何かが満たされない。家族がいても孤独な気持ちになる。
そういう時は、部屋が散らかっていることが多いので、片づけをする。そしてあちこち掃除をしていく。
自分のいるべき自室を綺麗に整える。いらないものを捨てる。

年を取るということは、どういうことかを少し考える。まだ40代なんて若いと思うが、だんだん高齢に近づいていくのを感じる。わたしは持病があるので、体の衰えは著しいと感じている。しんどいことも増えた。最後はひとりなのかなと思うので、自立しないといけないとも思う。

障碍者のわたしが金銭的に自立をするのはおそらく無理だと思う。夫がいなかったら生活保護だろう。だけど自立には金銭以外にもあると思う。精神的な自立というものだ。夫婦だって他人だということ、親子だって他人だということ。自分以外は他人なのだということ。仲の良い家族同士でも親しき仲の礼儀というか、そういうものがある程度あって、そして孤独な夜は時々訪れるということを知る。

わたしだって毎日がこんな寂しい夜というわけではない。今日は音楽でも友達にして、ゆっくりしているのがいいのかもしれない。

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