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インターン生から見たエデュコレ2019②

エデュコレとは、1日で様々な教育のカタチに出会い、学ぶイベントです。

公教育だけに限らず、オルタナティブスクールやフリースクール等の特色ある学校や教育系NPOや企業など第一線で活躍する方のお話を生で聴けて、感じることができます。

それぞれの出展団体さんの話を直接聞ける”ブース出展”をはじめとし、教育現場で活躍するゲスト同士が対談する”トークセッション”や、様々な教育観を実践しているゲストの方と少人数で対話できる”ロールモデルトーク”、出展団体さんが実際に行なっている”ワークショップ”を体験できたりなど企画も盛りだくさんです。

私はエデュコレの運営インターン生として準備期間も含め、2019年5月から12月まで活動していました。文章が長くなりそうなので、記事を2つに分けました。

今回は私が参加した3地域(関東・関西・九州)別のエデュコレ当日編からまとめまでを綴ります。

〜エデュコレin関東:2019/10/14〜

台風19号の影響が懸念されましたが、前日の状況を鑑みて運営メンバーで検討の末、イベントの開催を決定しました。出展団体・ゲストの方々、当日のボランティアさんの暖かな協力があり、無事にイベントが開催されました。

自分自身、初めて運営側として携わらせていただき、人に指示を出し動いてもらうことの難しさを痛感しました。設営準備をする際に、ボランティアさんと一緒に自分も動いてしまったことにより、準備が進まず迷惑をかけてしまう場面が何度かありました。周りを見ながら、自分の役割はなんなのか?を考えて行動することの大切さを学びました。


参加者としても2つ学びを得れました!まず1つは「DEAR」さんのワークショップに参加したこと。

このプログラムは、世界の家族の食卓の写真を使い、文化の多様性やライフスタイル等の様々なテーマについて話し合うワークショップです。

まずは写真をみてどう感じたか?気づいたことについてシートに書き出し、そこからペアで話し合い、それをみんなにシェアするという形です。

そこで学んだのは同じ写真でも気づくポイントが人によって違うということ。そこから新しい学びって生まれるのではないかと気づけたのがよかったです。

2つ目はブースで「横浜シュタイナー学校」さんのお話を聞けたこと。

私の友人がシュタイナー学校出身ということがきっかけで、シュタイナー教育に関心を持ちお話を伺いました!

そこで、実際にシュタイナーに通っている子たちの勉強ノートを見せていただき、計算を習うだけでも公立の学校と違うやり方で学んでいたのが興味深かったです。また、芸術表現することの大切さをお話を伺う中で感じ、自分ももっとシュタイナーについて学びたい!と思えたのは大きな気づきでした。

〜エデュコレin関西:2019/11/17〜

今回で6回目となる関西でのエデュコレ。来場者数が約380名、出展団体数が51と過去最大規模の開催となりました。前日に急遽大きな会場を借りるほどの盛況ぶりでした。

私自身は関東での反省を活かし、設営は”自分で動く”のではなく、ボランティアさんに動いてもらい”指示する側”にまわることを意識しました。結果として、関東の時より準備がスムーズに進んだ気がします。もちろん、みなさんの協力があったからこそですが、この点は少し成長できたのではないかと感じました。

参加者としては、「グラスルーツ」さんのワークショップに参加しました!

内容は「インプロ的ゲームを交えて考える〜外国語・英語に必要なこと〜」というワークショップでした。体を動かし楽しみながら英語の発音や文法を学ぶという画期的かつ面白いワークショップでした。

ファシリテーターをされていた池亀さんの場づくりが素晴らしく、自分自身もこのようなワークをする機会があれば参考にしたい!と思えました。

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また、関西のエデュコレでは興味のある出展団体さんのお話をたくさんお聞きできたことも印象に残っています。全ての団体さんに魅力があり、それぞれ素敵な活動をされています。

その中でも、個人的に特に印象に残ったのは2団体あります。

1つは「Gloridge Kids School」さんというモンテッソーリ教育をしている2〜6歳向けの幼稚園・保育園です。

ここでは、”子どもは自ら成長する”という考えのもと、”子どもを尊重する”教育がされています。

ブースでは、実際に使われているおもちゃを体験させていただきました。そこで、Gloridge Kids Schoolの先生がおしゃっていたのが、

「大人にとっては当たり前のことでも子どもにとってはわからないこともある。だから、子ども自身が実践しながら自分で選び、集中して遊ぶことが大事である。」

この言葉で気づいたのが、子どもだから大人だからではなく、その人自身を尊重し、その人が実践できるような場に魅力を感じました。

もう1つは「OBPアカデミア」さん。自宅と職場以外のもう1つの場所として”サードプレイス”をコンセプトに作られたコワーキングスペースです。大人のための第3の場でありながらも、年間1000回を超えるペースでイベントも開催されています。

大人になっても”学び続ける”ことをサポートし、場づくりをされている姿に魅力を感じました。自分自身も学び続ける人でありたいとお話をお聞きし、改めて気づけました。

イベントも魅力的な内容が多く、コロナが落ち着いたら自分も参加したいです笑 

〜エデュコレin九州:2019/12/8〜

初開催となったエデュコレin九州は、大分県別府市にあるAPU(立命館アジア太平洋大学)で開催されました。九州ではAPU生の現地インターン生を初め、当日ボランティアさんもAPU生が多く様々な方の支えのもとスムーズに進みました。

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最後のエデュコレということもあり、運営側としてどう動いたらいいのかを意識しながらも、参加者としても学びを得ることを目指し走り抜けました。

参加者の方も、出展していただいた団体さん・ゲストさんも「また九州でしてほしい」という声も多くその言葉を聞けるだけでも胸が熱くなりました。

九州でも様々な団体さんのお話を伺えました。中でも私が印象に残っているのが「津和野教育魅力化事業」さんです。

街全体で、子どもと大人が共に学び、課題を見抜く力・対話をする力・創造する力を大切にし学び合う取り組みに関心を持ちました。この出会いがきっかけで1月に津和野へ足を運び学べたのはいい思い出です。

〜エデュコレインターンで私が得たもの〜

約半年間のインターンを通じて、数えきれないほどの出会い・学びを得ました。エデュコレに参加しなかったら出会えなかった人、得られなかった学びがたくさんあります。ここでの出会いや学びはかけがえのない宝物です。

また、インターン生として活動させてもらったことで、様々な業務をさせていただき自分の得意・不得意も見え、どう運営すればいいのかを体感させていただいたことに感謝しています。イベントを複数回させていただいたことで、次どうすれば良くなるのか?を話し合い、改善していけたのもいい経験でした。

運営としても参加者としても両方楽しめるのはインターン生の特権だったと振り返って改めて感じます。

エデュコレきっかけで進路が決まった!とか〇〇に実際に足を運んだ!という声も数多く聞くと自分のことのように嬉しくなります。

エデュコレで得た学び・出会いを今後にも活かして行けるよう頑張りたいし、関わってくださった全てのみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。

↓お世話になった運営メンバーとの写真✨

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ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます!!!

また、2020年5月からエデュコレonlineが実施されるそうなので、興味がある方はぜひチェックしてみてください↓


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