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日記 独り言と金婚式


先日、近所のバーで呑んでいると、もうすぐ日が変わるというタイミングで、上品な老夫婦が入ってこられてました。

その老夫婦のおふたりは、バーテンダーさんに、「数分後に結婚50年の記念日になります。」というお話をされていました。

50年もの時間を一人の人と連れ添うということは、私のような21の若造には想像も出来ません。

まず、結婚するイメージも湧きませんし、私の両親は不仲で、1年後の離婚が決まっているので、"結婚生活"そのものへのイメージがあまり良いものでは無いです。

私は、1人でお酒をチビチビ飲みながら、心の中で「結婚か〜」と考え始めました。

年上の知り合い達からは、最近、ちらほらと結婚の報告があります。

私もいうて数年後には、いわゆる"適齢期"になります。ぼーとしていたら、きっとあっという間にきます。というかぼーっとしてなくても、あっという間に来るのでしょう。

一人でする趣味も多くて、初対面の人とも物応じせず話せるので、友人はそれなりに多い方です。

そして、ものすごく面倒くさがりなので、結婚とか同居とか、人と一緒に暮らしたり、とても近い関係になるのは、面倒だなと思ってしまいます。

両親の惨状を知っていると、より面倒だと思ってしまいます。

なので、結婚はしないだろうと、出来ないだろうというのが、今のところ、私の私自身に対する見解です。

しかし、一席挟んだ先にいる老夫婦のような仲睦まじげな夫婦には、羨望の目を向けてしまいます。

結婚しない出来ないと言っているのは、きっと強がりなんだろうと思います。

したいけど、そんな関係には憧れるけれど、きっと現実に、そんな関係の夫婦はひと握りで、上手くいかなかった場合、自分の両親のような風になる可能性があると思うと、したくないなと思います。

する相手もいないのですけれど。

したくないと思ってした場合は、上手くいかなくても、やっぱり結婚なんでしなくて良かったんだと思える。

ならば、したくないと思っていようというのが、私の心中なのでしょう。

面倒臭い性格です。

でも、数ヶ月前には思ってもいなかったことが今起こっていたりするのですから、数年後の将来の私なんて私にも誰にも分からないのですが。

こんな四の五の御託を並べていたのに、「この人しかいないの!!」と1年後言い出して、結婚するかもしれないです。

そう思うと今四の五の思っても仕方がないなと思えて来ました。

うじゃうじゃ考えるのは趣味のようなものだからしょうがないですね。



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