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曖昧 -totoessay-

こんにちは🌿totoです。

みなさんお元気ですか?

totoは昨日の余韻で胸がざわざわしています。

よい余韻です🌬



さて、今日はそんな余韻のおはなし。

エッセイのようなカタチで書いていきます👦🏻


昨日totoは、大学が終わってから、

とある映画を観に十三まで足をのばしました。

それも、3つの授業を終えてから。🍃


totoの金曜日はハードで、

帰る頃にはいつも頭がパンパンになって、

ヘンな眠気と、頭のおもたさを抱えています。


それでも足をのばしたのは、

心がワクワクしていたから。


朝。授業中に、ふと携帯を見ると、

「2年ぶりの大阪だ〜…嬉しいな…」

という文字が目に入ってきました。

それは、大好きな監督のストーリーで、

なんだかソワソワしたtotoのパソコンには、

すでに「第七藝術劇場」と打ち込まれていました。


そこには、「上演後枝優花監督トークショー」とあり、

席をみると、前の方の席はもういっぱいで、

totoはいちばん後ろの通路沿いの席にねらいを定めて。

だけど、自分の体力と相談したかったので、

すぐには取らずにいました。

そして4限が終わって。

「いきたい」気持ちで、なんとか眠たい目を擦りながら、

やっぱりチケットを取りました。


十三駅につくと、なつかしい香りが漂う、

昔ながらのアーケードが広がっていました🍈

そんなディープな街に降り立った私は、

スマホに「第七藝術劇場」と打ち込み、

「アクセス」を眺めながら、

てくてくと歩いていきました。


大きな大段歩道をわたって、

さっきとは違う、これまたディープな

アーケードをくぐると、古いビルの6階に、

「第七藝術劇場」を見つけました。

上演まで2時間も時間があったので、

totoは、そのビルの2階にひかっていた、

「ジャンカラ」で時間を潰すことにしました🚶

頭が重くて、疲れ果てていたtotoは、

カラオケボックスで大きすぎるため息をついて、

気の抜けた声でうたいながら、時間を潰しました🌧


2時間を潰したtotoは、

ようやく6階へと向かいます。

ふるぼけたエレベーターに乗ると、

なぜかボーリング場のとなりに設置された、

これまたディープな映画館をみつけました。

ここだ。

入り口には、今日みるはずの映画ポスターが飾ってあります。

チケットを発券しに中に入ると、

そこにはすでに同じ映画をみにきた人達が

待ち構えていました。

今日は『息をするように』

という、枝優花監督の最新作をみます。

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伊藤万理華さん主演の短編映画です。

自動販売機でお茶を買って、

チケットにハンコをおして貰って、

劇場にはいります。

やっぱりいちばん後ろの真ん中の席でした。


映画がはじまる。

照明が消えて、大きくもないスクリーンだけ、

映し出される。わくわくする。


『息をするように』


はじめから最後まで、

彼女は女の子なのか、男の子なのか。

わからないままでいた。

いつもはっきりさせたがるこの世界を、

優しく、曖昧に。

分からなくていい。それでいいのだと、

許してくれるような。

心がひたひたになる作品でした。

曖昧で、わからないものを大切にしたがる、

totoには、なんともどんぴしゃりなものでした。


エンドロールが流れ終わると、

枝優花監督と、主題歌をうたうKarin.さんが!

制作の意図や、過程のおはなしを沢山してくださいました。。

Karin.さんの声が、純粋で透き通っていて、

浄化されました🌧

なにかをつくる人って、

繊細でいて、大胆であり、

不思議であり、芯がある。

とても刺激的です🕴


トークショーがおわると、

サイン会があるとのことでした。。。

知らなかったので、うれしくて、

ドキドキで、うれしい。。。

500円でポストカードを買って、

すこし指先をふるわせながら、

枝さんに、どうにか短く、

『すきです』という旨を伝えました🏃🏻


そして、totoは、

私も優しく、曖昧で、芯のある。

そんなひとに。。

そんな何かを、つくりたい。

と、心に決めた刺激的な一日でした🪨



と、こんな具合で幕を締めますね。

こんなに長いtotoのいちにちに
目を通してくれたあなた、ありがとう。


ではでは、またね。











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