組織に働く者の場合、自らの成長は組織のミッションと関わりがある。（中略）仕事のできないことを、設備、資金、人手、時間のせいにしてはならない。それではすべてを世の中のせいにしてしまう。よい仕事ができないのをそれらのせいにすれば、あとは堕落への急坂である。

『非営利組織の経営』第Ⅴ部　自己開発　第１章　自らの成長　p206より

趣味、ありますか？
趣味を楽しむ中で、成長を実感したことはありますか？
それは仕事を通した成長よりも、大きく頻度の高いものだったでしょうか？

趣味と言えども、何か特別な技能・特技を修得できるものもあるでしょうし、自分を整える日記などの習慣として、自らを高める準備時間もあるでしょう。
趣味とご自身が認識していても、それが誰かのためになっていたりすれば、対価が発生するか否かを問わず、立派なお仕事ではないでしょうか。

誰かの役に立てるようになると、より役立てることはないかを考え行動するようになりませんか。
より成長したくなりませんか。

組織に所属するからこそ、誰かとチームを組むからこそ、そこで関わる人たちのため、そこで生み出されるモノ・サービスを購入してくれる顧客のために貢献することが求められます。
より大きな貢献ができるようになるために、成長することが求められます。

状況や環境に関する理由をつけて、貢献もしなければ成長しようともしなければ、ただの堕落者です。
自分が良いと思う環境とギャップがあるならば、そのギャップは埋める必要があります。
ギャップを埋めることそのものがあなたの成長につながります。
その成長はきっと、あなたに楽しく幸せな気持ちももたらします( *´艸｀)

約１年前に書き下ろし・発売されたこの本を、いま改めて読んだなら何を感じ、どう行動するのかな……ということで、『コロナ後に生き残る会社 食える仕事 稼げる働き方』 （遠藤功 著　東洋経済新報社）のご紹介です。

出版されてから約１年後の今、あまり大きな変化もなく、１年前と同じ日常になっているのでしょうか。
それとも、これからより大きな変化を打ち出せるような成長を遂げているでしょうか。
わたし自身は働く環境が変わったり、新しいことを始めてみたり変化してはいますが、気持ちの部分が変わり切れていない感じがします(;^_^A
始めてはみたけれど、遅かったんじゃないだろうか……環境の変化への順応が悪すぎるんじゃないだろうか……と、うまくいっていないことに目が行きがちです。
そんなことをしている暇はないくらい、社会は変化をし続けています。
１年以上にわたる苦しさの中で、ヒトのこころも変化し続けています。
変わらないものはありません。
変わるからこそ、今までうまくいかなかったことを、よりよく適応させるためのチャンスとも言えます。
ピンチをピンチのままとするのか、チャンスに変えることができるのか……。
バブル期のような経済成長はもう訪れないかもしれませんが、個人・社会の成長は無限です。
今・今日からあなたは何をしますか？

状況や環境を良くしたいと思うのは、そこから生み出されるモノ・サービスそのものをより良くしたいと思うからです。
幸せを感じている人が生み出すモノ・サービスは、そのモノ・サービスを手に入れる・体験することで、大きな幸せを提供してくれると思いませんか？
きっと、同じ気持ちを顧客にも届けたい、と思うから、状況や環境を良くしたいと感じるんだと思うのです。

組織に所属したり、チームで事業を行うとき、自分がいいと思っていないものを提供したいと思う人は、きっと少ないでしょう。
より良いモノ・サービスを提供したいと思う人たちが集まるからこそ、組織やチームには、大きく高い目標・ミッションが必要になるのです。

大きく高い目標・ミッションがあるからこそ、その組織・チームに所属する人たちは大きく成長を遂げることができるのです。
成長したい、より良くなりたい、と思って頑張っているとき、楽しさ・ワクワク感も一緒にあふれてきませんか(*'ω'*)

今、何のためにどのような成長を遂げたいですか？
その成長をより高いところを目指すのには、どのようなミッションがあったらいいと思いますか？
そのミッションを掲げるために、組織・チームで何を行いますか？
高いミッションを達成するために、今日からあなたは何をしますか？

『実践するドラッカー【思考編】』　
chapter２　成長するために　p55　#20

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実践するドラッカーシリーズは、膨大な数のドラッカー先生の言葉を選りすぐり、５つのテーマ別にまとめられた書籍です。
編著者の佐藤等先生は、札幌を中心に全国各地でドラッカーの書籍を中心に読書会を開催されてきました。
ドラッカー先生の言葉と佐藤先生の解説が１セット、そこかしこに「今のあなた」に必要な言葉が散りばめられています。
佐藤先生の解説は、ぜひそれぞれの書籍で確認してください(*^ω^*)
ここではわたしが感じたことをお伝えしていきます。
自ら考え、決定し、行動するあなたのためのドラッカー、一緒に探してみませんか？

【思考編】は、あなたが成長し続けるためにはどのような思考が必要なのか、成果を出すための考え方がまとめられています。