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何のために時間を確保しようとしていますか? その意志の強さが時間の質を高めます!![行動編 #15]

時間をまとめるための具体的な方法よりも、時間に対するアプローチのほうがはるかに重要である。
ほとんどの人は、二次的な仕事を後回しにすることによって自由な時間をつくろうとする。しかしそのようなアプローチではたいしたことはできない。心の中で、また実際のスケジュール調整の中で、重要でない貢献度の低い仕事に依然として優先権を与えてしまう。時間に対する新しい要求が出てくると、自由な時間や、そこでしようとしていた仕事のほうを犠牲にしてしまう。

経営者の条件』第2章 汝の時間を知れ p74より


2時間まとまった時間を確保するために、あれとこれとあの時間は後ろに追いやったぞ……
と決めるより、
人生で最優先にしたい事項はこれ!! これには毎日2時間まとまった時間を確保する必要があるから、2時間だけすべての通信手段から縁を切るぞ!!
と、明確な目的を提示するほうが、2時間の密度が濃くなる気がしませんか?
2時間まとまった時間をつくっただけで、実際にやりたいことと、あれとこれとあのことをやる時間の優先順位がはっきりしていなければ、2時間のまとまった時間の頭の中は、後ろに追いやったはずのあれとこれとあのことに覆いつくされてしまいます。

時間の使い方でよく提示されるのは、きりのいいところでやめるのではなく、50分なら50分の時間で手を止めなさい、ということですよね。
きりがいいところでやめてしまうと、脳が終わった!! と認識し、次の作業を再開するまでに時間を要します。
50分立ったから作業をやめて休憩に入ると、無意識の中で次はこの作業から再開しよう、こう工夫したらどうだろう……? と脳は働き続けてくれるので、スムーズに再開できるし、無意識の中でも考え続けているから、物事がよりスムーズに進みやすいそうです。

同様に、あれもこれもやらなくちゃ……と思っているということは、無意識の中でいろんなことが同時進行で脳を活用しているため、本当に集中したいことに集中できなくなってしまうということですよね。

これをやるぞ!! と「何を」やるかを明確に決め、そのために必要な時間の中では、これだけに集中する!! と自分の意識に対しても宣言しなければ成果の上がらない時間を過ごすことになってしまいます。
「なぜ」それをやるのかを明確にし、その行為が最優先である、と意識していなければ、無意識の中で、優先順位上位から切り捨てられたなかったその他多くの事項に脳の容量を奪われてしまいます。


時間管理の方法論を探し続けるよりも、なんで時間管理を考える必要があるのかをお伝えするために、今回は『生きるように働く』 (ナカムラケンタ 著 ミシマ社)をご紹介します。

どんな働き方がしたいんだろう……、どうやって稼ぐんだろう……、ずっと悩んでいたし、今も迷っています。
この本を読んで、こういう生き方をしよう!! というところまで到達はできていません。
ただ、自分の好きなことで誰かの役に立てたらいいなぁ、と思い続けていることは、今も以前も何ひとつ変わりません。
呼吸するように考え続けられたら、その考えの中で良いものを選りすぐってお届けできたらいいなぁ、と思っています。
ナカムラケンタさんが代表取締役を務める「日本仕事百貨」は、日本仕事百貨(にほんしごとひゃっか)はいろんな生き方や働き方をしている人たちを紹介する求人サイトです。

求職者側の視点で求人記事を書いて公表する、ということは、求人したい人に対してどのように代金を設定し、そこに価値を見出してもらうか、という難しさにぶつかります。
一般的な企業が給与や福利厚生など、比較できる内容を掲載し、比較されて求人してもらう、というのとは一味違う求人記事になります。
でも、その職場で働こうと思う人にとっては、良いことも嫌なことも含めて、やりたいことに立ち向かう決意が強くなるんだろうなぁ、と思います。
今、視線の先にある世界だけが世界ではなく、いろんな人のいろんな見え方で世界を見たときに、自分は何がしたいのか、そのためにどうやって時間を使うのか、考えてみてはいかがでしょうか。


こんなことやりたいな、3月くらいのわたしだと「note書きたいな」と考えて、テーマはどうしようかな、曜日ごとに何を書こうかな、一記事書くのにどのくらい時間かかるかな、いつ書くのがいいかな、毎日その日に公開する記事を書けるのかな……なんてことを考えて、どこでnoteを書く時間枠をどのくらい確保するかを決めました。
土日も変わらず朝の2時間ほどを確保し、何の本を紹介しようかな、この本紹介するならこんな話をしようかな、と飽きずに書き続けています。
毎日2時間確保する、ということは、毎日の集めたら2時間くらいの容量になる何かをやめたということです。
そういえば、数独するのをやめましたし、実際には有意義に使うことのできないでいたすきま時間をまとめたら、2時間くらいになっちゃった、というお話です。
毎日の最優先は、毎日1記事書きあげられなくても、noteの記事編集のページと向き合うことです。
noteを日常の最優先にしているから、他の毎日の習慣にしたい学びは、いまだに習慣づけることができていません(;^_^A
noteを書くことが歯磨きくらいの日常になったら、新しい習慣を身につけることができるのかなぁ、と放置しています。
あれもしなきゃ、これもしなきゃ、と思っているうちは何も成し得ることはできません。
どれもこれもが最優先だと思っている以上、どれも最優先にはなりません。
「時間に対するアプローチ」とは、大切にしたいこの行為にこのくらいの時間をかけるんだ!! という強い想いをもつことと、その行為に最優先の称号を与える意思決定だと思うのです。

あなたの最優先事項は何ですか?
最優先事項とした理由、目的は何ですか?
最優先事項にかける時間はどのくらい必要ですか?
その時間を確保するために、あなたは何をしますか?


実践するドラッカー【行動編】』 
chapter1 時間が成果を決める p36 #15


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サークル開催しています♪
6月は、夕方の時間も設定してみました(*'ω'*)
ドラッカーの日 6月16日(水)朝6:00-7:00
        6月17日(木)17:15-18:15
        6月19日(土)朝6:00-7:00
「箱」の日   6月23日(水)朝6:00-7:00
        6月24日(木)17:15-18:15
        6月26日(土)朝6:00-7:00


実践するドラッカーシリーズは、膨大な数のドラッカー先生の言葉を選りすぐり、5つのテーマ別にまとめられた書籍です。
編著者の佐藤等先生は、札幌を中心に全国各地でドラッカーの書籍を中心に読書会を開催されてきました。
ドラッカー先生の言葉と佐藤先生の解説が1セット、そこかしこに「今のあなた」に必要な言葉が散りばめられています。
佐藤先生の解説は、ぜひそれぞれの書籍で確認してください(*^ω^*)
ここではわたしが感じたことをお伝えしていきます。
自ら考え、決定し、行動するあなたのためのドラッカー、一緒に探してみませんか?

【行動編】は、あなたが成長し続けるためにはどのような行動が必要なのか、成果を出すための行動の仕方がまとめられています。


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