作り置きのお惣菜

菓子折り一個ももってこれねぇのか!




怒りの声がこだまする。




僕はなんで怒られているのだろう。





世界はなんでこんなに広いのだろう。






街に繰り出した頃から何にも変わっちゃいない

恨むものも無ければ

羨むものもない





可能であれば

通りすがりの老人に助けを求められて
感謝される人生を送りたかった。






楽に生きていくなんて自分じゃきめられないじゃないか

誰が苦労しろって言ったんだ?


誰も言ってないじゃないか


自分が聞く耳を持ってしまった


自分のせいじゃないか






もしも人生に置いて明確な地図があるのなら





とっくに宝へ一直線に向かっていただろう。




でも今はどうだ?




宝はおろか地図もないじゃないか。






迷ってるんだよ、

わからないんだよ、

見つけられないんだよ。






ある男が僕に助言してくれる






「お前、迷ってるんだな?」


「解決したいか?」






いや、別に解決なんて求めてない





知ったら終わってしまうから






終わった後のことなんか考えてないし



考えたくもない


いや、思いつかないのかも






だから今どうすればいいんだ?


優しくすればいいのか?


厳しくすればいいのか?


誰のための人生なんだ?


自分のため?でも人が必要としてくれるじゃないか





なんで頼ってくるんだ


自分の人生だぞ、お前はお前なりにうごけばいいじゃないか。






動けないのか…?


なんで動けないんだ?



壊れかけてしまったんだ




これ以上動くと壊れてしまうんだ…






だったら壊れないように僕が動こう。






僕の人生の一部を捧げよう。







これでいいんだ、



後悔はしてない。






人生も始めから出直そう…






よし!謝りに行こう!

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