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2022.7.12:BUM


昨日の夜思い立って、大阪の千早赤坂村にあるBUMに行ってきました。今はその帰り。ひとりで会社をしていると自分の気持ちや動きと会社の経営は表裏一体で。やりたくなくて安定する仕事と、やりたくて安定しない仕事なら、後者を取るだろうとラジオで話をしていて、やりたくて安定する仕事には辿り着けないのかと思ったりもした。他にも会社の経営のことでなんだかなぁと不安な気持ちがあった夜。わかってるんですが、これで食っていくと決めたからには、本を売らねば生きていけない。出版社はこの不安といつも隣り合わせなのかと思うと、胃が痛くなる。動かねば、何も動かぬ。画面の前では何も生まれぬという気持ちになり、BUMのふたりと話したことを思い出して次の日朝8時に電車に乗り込み、2時間ほどかけて行きました。

飄々としながらも本気の人たち。大した話はしてないはずなのに、なんか励まされた気がして、たらふく食べて、飲んで、髪の毛を切ってもらって、植物や石の嬉しそうな顔をたくさん見た。こんだけも生き物が生きれる場所で、生きている人たち。そりゃ強い気の持ち主。信頼できる人たち。帰り際に「かのこちゃん、しっかりしてると思ってたけど、中々に変やな」と言われて、焦った。もうバレた。なんかよかったと思った。今年の3月ごろにBUMの本の編集を頼まれた。その頃は考えられなかったことが、もう考えられるようになっている。不思議な感覚。良いものが作れそう。

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