存在のあり方

体に纏わり付いた鎖の数を数えて
自分の形を探していた

感覚だけが切り離されて
宙を漂う

そこから見える世界は
透明で、何もない

必死に自分の体に手を伸ばして
現実の端を掴んでいる

私は、そういう形をしている

どこか遠くかもしれない。会うこともないかもしれない。 でもこの空の下のどこかに、私の作品を好きでいてくれる人がいることが、私の生きていく糧になります。