梅雨に入ったのかな?

各地から雨の様子を告げるニュースが届いています。

梅雨、好きという言葉をあまり耳にした覚えがありません。
傘・レインコート・足元は長靴。雨の外出には荷物が増える。
洗濯ものは、なかなか乾かない。
しとしと、ジメジメ。

梅雨、雨の恵み、それも程良い量ならばありがたいのですが、何しろ
自然の為せるものですから、思い通り、望み通りには、ままならず。

洗濯ものを乾かすには、乾燥。
洗った食器を乾かすにも、乾燥が不可欠ですよね。

絵を描いたりペンキを塗っても、乾かす為には、乾燥。
それが通例となっているような?

漆を、ご存じでしょうか?

塗った漆を乾かす
そのために何よりも必要なものは    湿気

えっ!
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!と、思いました😳😳😳
初めて知った時には、もちろん。

ですから嫌われがちの梅雨時の湿気、つまり今こそは万々歳。

それが、漆塗りの作業。　

器に漆を塗り終えたら、それを乾かす為のスペースへ
充分な水分と湿気を施し、乾燥をさせるのです。
あえて湿気を加えて、乾燥ですよぉ!

それぞれの世界で常識は覆されるものなのだぁ~と
しみじみとそう思っている次第であります。　

以上、里山木工室からのささやかなレポートでした☺️

追記・降り続く雨に辟易となさっておられる皆様には
心よりのお見舞いを申し上げます。