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リスペクトと感謝のお辞儀

カナダ遠征、最後の試合。
シーソーゲームで惜敗した彼らは涙を流していた。

日本全国から集まった彼らが、
このメンバーでの試合は最終戦。

カナダでの試合も最後。

あと一歩で勝利を逃した試合だからこそ、
こみ上げてくるものがあったのかもしれない。

声を上げながら涙を流す彼らにつられ、
ぼくもグッとこみ上げてくるものがあった。

彼らには未来がある。
まだまだこれから。

アイスホッケーが国技でもあるカナダに来て、
たくさんのアイスホッケーファミリーの出迎え、
激励と応援のパワーをもらい、
今度は僕たちがそれに応えていこう。

そんな気持ちにさせてもらえた。

日本の選手達は、
小さい頃から試合後にお辞儀をする習慣がある。

対戦相手やレフェリー、リンク設営、
試合に関わってくださった方々への
リスペクトと感謝を込めて頭を下げる。

彼らにとっても、
もうすでに「当たり前のこと」になっているけれど、
お辞儀をする姿に現地の人たちは惜しみない拍手をくれた。

競技力とは離れた場所にあるかもしれないけれど、
日本の子どもたちが当たり前にやっていることは
すごいことだと感じさせてくれる。

たった12日間の経験。
けれどこれをどう活かすのか。

子どもたちを信じると同時に、
彼らの背中を見ながら適切な関わりを見つけたい。




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