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富士通と川崎市、ウェルビーイングな川崎市の未来を考える共創ワークショップを開催

こんにちは!小学生の頃から現在まで川崎市に住み続け、川崎市にゆかりのある富士通で広報を担当している三上です!
長年、川崎ラブの私がぜひ皆さまにお届けしたいのは、富士通と川崎市の「2035年のウェルビーイングな川崎市」を考える共創プロジェクトの取り組みについてです😊3月19日に開催されたワークショップ第二弾に、私、三上も参加しましたので、その様子をご紹介します!2035年の川崎市を参加者はどうやって想像するのでしょうか!?


共創プロジェクトの始まりとワークショップ第一弾「川崎市の理想の未来をみんなでイメージする」


2023年8月に富士通と川崎市は、2021年に連携を強化した持続可能なまちづくりを目指す包括協定における重点テーマの一つである「仕事・暮らし」を具体的に推進するにあたり、「DE&Iに関する連携事業」として覚書を新たに交わしました。その一環として、バックキャスティング※を得意とするデンマークの国立機関デンマーク・デザイン・センターを招き、富士通と川崎市民は「2035年ウェルビーイングな未来の川崎市」を考える共創プロジェクトを進めています。

※バックキャスティング:最初に目標とする未来像を描き、次にその未来像を実現するための道筋を現在へとさかのぼって記述するシナリオ作成の手法

ワークショップ第一弾は2023年8月に開催し、川崎市民や川崎市が勤務地の方など、川崎市に思い入れのある約80名の方々に参加いただきました。音楽に潜むメカニズムに着目してウェルビーイングについて考えたり、2050年の住人になりきって、どんな生活を送っているのかストーリーを考えたり、未来を表すような写真や単語などのカードを数枚引いて組み合わせるゲームをしたりすることで、思ってもみなかった理想の未来像が描かれていきました。

本活動の始まりとテーマ、そしてどんな川崎市をこのプロジェクトで目指しているのかを描いたグラフィックレコーディング(富士通デザインセンター 田中友美乃作)
本活動の始まりとテーマ、そしてどんな川崎市をこのプロジェクトで目指しているのかを描いたグラフィックレコーディング(富士通デザインセンター 田中友美乃 作)

ワークショップ第二弾「未来と過去を旅し、地域の物語を語り伝えるためのインターフェースとは」

第一弾のワークショップで出たアイデアをもとにデンマーク・デザイン・センターが制作した、未来と過去を映し出し地域の物語を語り伝えるためのインターフェース(プロトタイプ)(以下、本インターフェース)を、さらにブラッシュアップさせる第二弾のワークショップを2024年3月に開催しました。
本インターフェースは、👇コマのような形をしています。

未来と過去を旅し、地域の物語を語り伝えるためのインターフェース(プロトタイプ)
未来と過去を旅し、地域の物語を語り伝えるためのインターフェース(プロトタイプ)

このコマは、事前に記録した地域の景色や音といったユーザーが心地良く感じるデータをインプットすることにより、コマを回したときに本インターフェースの利用者が思い描く過去や現在の思い出の景色や音を空間上に演出することをイメージしています。利用者はそれらを目や耳で感じ、体験をもとに対話が生まれ、世代を超えて地域と人々のつながりを体験するような場を提供できないかと考えています。このような場が市内に増えることで、ウェルビーイングを身近に感じる人々が増える…そんな川崎市を目指したストーリーの始まりです!本インターフェースが将来生み出され、実際に使えるようになったらとても素敵ですよね✨
今回のワークショップでは、2035年の川崎市において、川崎市民が本インターフェースを、いつ、どこで、どのように使用しているのかを想像するというテーマで行われ、参加者が様々なアイデアを出し合いました。

本インターフェースを実際に手に取り、使い方を想像!
持ち上げたり、机の上でコマを回してみたりしています
本インターフェースを実際に手に取り、使い方を想像! 持ち上げたり、机の上でコマを回してみたりしています
様々な風景の写真を見ながら考える参加者
様々な風景の写真を見ながら考える参加者
♪川崎市の日常があふれる様々な音を聞けるブースも用意され、川崎市の現在・未来の様子を想像しました♪
♪川崎市の日常があふれる様々な音を聞けるブースも用意され、川崎市の現在・未来の様子を想像しました♪

最後は、参加者それぞれが考えた2035年に本インターフェースを使うアイデアを発表しました。発表ではインターフェースを通じて見たいものの振動や音を感じ、自然に囲まれた環境で人々が集い対話することや、植物や動物と話せる時代になっていて彼らと思い出話をすること、その場にライブ会場が浮かび上がり一緒に楽しめることなど、斬新なアイデアが飛び交い、感嘆の声が多く聞こえてきました✨
個々では想像できなかった未来を発見できる共創ワークショップ、多様性ある豊かな社会を築く川崎市の未来への第一歩となるでしょう!

関係者コメント

本ワークショップに携わった関係者から、コメントを伺いました
川崎市 市民文化局 パラムーブメント推進担当
藤井英樹さんのコメント
川崎市と富士通は、これまでも様々な事業を協働で実施してきました。今回のプロジェクトでは、多くの市民の皆さまやデンマーク・デザイン・センターの皆様とともに、川崎のウェルビーイングな未来に向けた新たな可能性を探求し、共生社会の実現に向けた大きなムーブメントを起こしていきたいと考えています。

ソーシャルデザインスタジオ ニアカリ
岡田恵利子さんのコメント
ニアカリ創業の原点でもあるデンマークと、長年暮らしてきた川崎、その両者を繋ぐプロジェクトのお手伝いができ大変光栄です。デンマークからの刺激はもちろん、川崎発ユニークでグローカルな共創アイデアがウェルビーイングな街の世界最先端になる、そんな未来を夢見ながら今後も伴走させていただけたら幸いです。

富士通株式会社 コンバージングテクノロジー研究所 DE&Iグループ
今村亮太さんのコメント
私たちは、一人ひとりが違いを受け入れ合い、自分らしく生きられる社会をデザインすることで、人々のウェルビーイングの向上に貢献することを目指しています。今回、川崎市に関わる多様な方々のとてつもないエネルギーとともに、未来の川崎市に想いを巡らせてアイデアが生まれました。これをもとに多くの市民の方に体験いただけるものを創っていきますので、乞うご期待ください!

ご協力いただいた皆さま
写真提供
・川崎市 白黒写真カラー化プロジェクト
・(一社)川崎市観光協会
川崎市の音提供
TAMA VOICES
ケータリング提供
TEDDY'S BBQ
写真記録
・宮本 崇志
ワークショップ企画・運営
ソーシャルデザインスタジオ ニアカリ

関連リンク

バックキャスティングで考える2035年Well-beingな川崎市
川崎市と富士通株式会社との包括協定の締結について
川崎市と富士通、持続可能な未来都市の実現に向けて連携を強化

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