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おとなの夏休み2019

うちの職場は夏季休暇が5日間、6〜9月の間に自由にとれる。しかし、7月の頭に、帯状疱疹が顔にでき、休むことになってしまい4日も消費してしまった(有休もあるが、夏季休暇は期間内に使わないと消滅してしまうため、こちらから使用)。

残る1日をどう使うか考えていて、7月31日にひとつ仕事の区切りがつき、この週がちょうどだんなの会社の夏休みだったので、急遽8月1日に夏休みをとることにした。

休みは前日の夜、もう始まっている

前日夜から、わたしの夏休みが始まった。自分の実家に日帰り帰省していただんなと、仕事帰りに落ち合い、新高円寺のネパール料理の店「サラムナマステ」へ。私が友達と何度か行って、だんなから連れてけと何度か言われていたけど、なかなか行けていなかったので、思い切って行ってみた。

今日はエビビリヤニ。何回食べてもうまい。だんなも絶賛。

続いて、カレーとナン。カレーはだんながほうれん草のカレーをチョイス。きょだいナンをちぎってカレーにつけながら食う。うまい。ほうれん草のカレーは野菜の甘みもあるが、辛いもんは辛い(笑)ドリンクをジンジャエールにしたのは間違い。だんなのラッシーを半分もらい、舌を休める。

最後にモモ。スパイシーな小籠包って感じでこれもうまいが、6個は多かった。2人でなんとか完食。でもまあ、食べ過ぎたよね。

帰りは高円寺駅まで腹ごなしに歩き、そこからバスで帰宅。普段乗らないバスに乗るだけで、非日常感が味わえ、前日の夜から、すでに楽しかった。

谷根千さんぽへ

そして夏休み本番。当初、谷根千サイクリングを予定していた。だんなが自転車に乗るのが好きで、日暮里に、レンタサイクルできる場所があり予約を試みたが、8月からは12時〜しかレンタルできないとわかり、自転車はあきらめて、谷根千さんぽに切り替えた。

1800円のかき氷を、40分待ちで食う

朝は比較的空いているとツイッターで見て、まずは日暮里のかき氷屋さん「ひみつ堂」へ。

10時過ぎに着くとすでになかなか並んでおり、日傘を差しながら40分ほど並び、待機列の先頭で注文会計後、満を持して店内へ。

その場で作られる出来たてかき氷をいただく。

私はいちご三昧、だんなは桃ヨーグルトを。

1800円のかき氷、めちゃうまかった。でも、多かった(笑)炎天下に並んだかいはあったが、お腹タポタポに。

店内、壁に描かれた花火も風情があり、よかった。

お店は2つ並んであり、どちらに入るかは時の運なのかな?

お店のシャッターに施された遊びが目にも楽しかった。店先に風鈴もあり、夏を感じた。

ふいに欲しかったものに出会う

次の目的地は根津神社。谷中銀座を通り抜けながら、根津に向かう。途中、見かけた雑貨屋さんに入りながら、お買い物も。

気になってた、MOKUのタオルハンカチをだんなとおそろいで買う。水色が私、深緑がだんな。だんなにプレゼント。

その後、途中で、ふれあいセンター?みたいな場所でトイレ休憩がてら、エアコンの効いた室内で涼んだりしながら、なんとか根津神社に到着。どうやら裏についてしまった。

赤鳥居、絵になるよね。

お目当ての千本鳥居をくぐりながら、写真をとる。そういえば蝉の鳴き声を聞いたの、今年初かしら。夏を感じる音だよね。

しかし平日であまり人がいなかったので、写真撮りやすかった。

帰りは表から。

どうも、お邪魔しました。

夫婦のライフワークの味噌探しも

そして、ランチをしに「カヤバ珈琲」へ向かう道すがら、もう一つ気になっていたお店「秋田屋」を発見。

店内に入るとお店の方が話しかけてくれ、味見をさせてもらいながら、商品説明を聞き、みちのく味噌と、赤だしを300gずつ購入。570円也。量り売りしてくれるいい店。

聞くと、この場所で50年味噌屋をやっているそう。味噌を仕入れてお店で、東京の人の口に合うようにブレンドしているとのこと。味噌を味見して塩分チャージでき、少し回復した(笑)

ふわふわたまごサンドを食べる

そして、カヤバ珈琲に到着。暑さで2人ともバテバテ。お昼時にもかかわらず、運良く席が空いていてすぐに入れてよかった。私はお目当てのたまごサンドと、谷中ジンジャーを注文。1000円也。

たまご焼きふわふわでうまー。(でも塩もうちょいきかせてほしかったかも、だいぶアッサリ味)

引き際は潔く

ここで谷根千で、事前に調べて行きたかった所はコンプリート。食べながら作戦会議に。

暑さもあり(笑)谷根千はもういいかという感じになり、だんなは明日免許の更新に行くから髪を切りに行きたい、後プール行きたい、とのこと。私は今日はプールの気分ではなく、どうしようかと考え、せっかくの夏休み、自分の行きたいところに行ってみよう、と、ちょうど新聞で見て気になっていた「手帳類図書室」に行ってみることにした。

おとなの自由研究「他人の頭の中を覗く」

日暮里駅まで戻り、駅でだんなとわかれ、私は小田急線の参宮橋駅にある「手帳類図書室」へ。これは手帳収集家の方が集めた手帳類を1時間500円で見ることができる場所だ。

ピカレスクというギャラリー?内の奥に隠し部屋みたいな場所があり、まずレジで500円払って入室。席について、カタログを見て、スタッフに見たい手帳類を伝え、出してもらうシステム。写真撮影はNGだったので、ひたすら気になる手帳を閲覧。

他人の頭の中をのぞくのは面白い。また他人の手書きの文字を見ること自体、今の日常生活ではあまりないので、文字の書き方など個性を感じて、それも面白かった。

2時間ばかり滞在して手帳を見続け、のども渇いたし、疲れてきたので撤収。最後に超過した1時間分を支払った。

思っていたより手帳の持ち主の属性には偏りがあり(40代のものがなかった)、その中で、なるべくいろんな年代、職業の人のをチョイスして読んだ。

書き殴った文字の中に、真実をつく言葉が潜んでいた。それを、宝探しのように拾うのはなかなか楽しい。書き留めるものも持ってなかったので、覚えているフレーズだけ、なんとなく記録。

◉感情を濃くする
◉見ることはインデックスの記録。インデックスを見たら、生の記録がよみがえる
◉人をなめてはいけない、わたしもわたしをなめてはいけない
◉自転車に「転ぶ」という字をいれたの誰だ
◉流れていくものをピンで留めるのが言葉
(記憶だけなので正確性はありません!)

もっと自由に、書き殴ったらいい

手帳類を見て学んだのは、ノートに書き留めることで流れていく感情や考えが形になり、それを見返すことで、記憶を再生することができるのだから、もっと自由に、手帳をキレイに書こうとか思わず、書き殴ってみたらいいんだな、ということ。

手帳は、過去の自分が、未来の自分にヒントをくれるようなものだ。人はどんどん忘れていく生き物。この夏休みの記録も、なんてことない1日を書き記すことで、未来の自分にとって、なんらかのヒントになったりするのかなと、思いつくまま書いてみた。

とにかく、行ったことがない場所へ、やったことがないことにチャレンジした一日。汗をたくさんかいて、夏らしく遊んだ。

小田急線で新宿に戻り、改札出る手前のジュースバーで、タピオカミルクティを飲みながらnoteを書き出す。

夜は再びだんなと合流し、非日常と日常の狭間にある(笑)回転寿司へ。夜になるとずいぶん過ごしやすい気温になり、風が心地よい。

かっぱ寿司の締めは、サラダ軍艦。

たらふく食べたい寿司を食べ、家路につく。

ドンキに寄って日用品を買う。帰宅してシャワーを浴び、汗まみれの服を洗濯する。シーツを交換する。山積みの本を棚に仕舞う。居間の自分の定位置周りを片付ける。

そうやって、おとなの夏休みはグラデーションで日常に戻っていく。

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