見出し画像

創造と生成の間を考える【編集長の視点No.1】

昨日、プロジェクトメンバーと共に現代美術館の「MOTアニュアル2023 シナジー、創造と生成のあいだ」に行って参りました。

私はテクノロジーの会社に勤めているので、まさに会社では今「生成AI」の使いどころを探っているところです。ただ、その「使いどころ」というのがなかなか難しくて。

どこにでも入れればいいというモノでもなく、具体的にどこに入れれば飽きずに(言葉間違っているかもですが)使ってもらえるか。さらに言うと、どう使えば人の能力+AIの能力で業務の効率と性能(能力)を上げることが出来るか?が重要なテーマです。

生成AI自体、性能(能力と信頼性)の問題、国の姿勢(助成金など)、海外勢の勢いなど様々な課題はあるのですが、根本的に「生成AIをどう使っていけばよいのか」という課題に取り組むことは非常に重要だと考えます。

レポートを細かく書こうと思ったのですが、もう下記のページが素晴らしく色々書いてくれています。

こういうページって、言葉遣いが非常にトリッキーですよね。

「アナログ(創造)」と「デジタル(生成)」の二項対立的な関係性を見直し、そのはざまだからこそ生み出される効果に着目するものとなる

~上記サイトのイントロ文章より~

上記なんて非常に美しい文章表現だと思います。

ちょっと話しはずれましたが。

どの作品も己の発想とデジタル技術を融合させたもので素晴らしく、気づきもありました。特に注目したのは後藤映則さんの作品。

光で人の動きを表しているアート

デジタル技術(3Dプリンタとか)を使えばこのようなオブジェは作りやすいと思います。ただ、これを創ろうとい"発想"はアナログな人にしか出来ないのではと思いました。

ただ、ガチな生成AIを活用した作品は無かったかも知れないです。

辛口なコメントをするのであれば、「創造と生成のあいだ」というか「アナログとデジタルのあいだ」の方が展示名としてはふさわしかったかも知れません。

生成AIに関してはその可能性の大きさと不確実性の高さから、様々な所で危険視する声も上がっています。日本以上に海外では顕著ですよね、米国のエンタメ業界あたりはちょっと前にかなりニュースにもなりました。各国、法規制を整える動きも盛んです。

個人的にみておきたいのは、米国と中国の兵器に対する規制作りです。
こちらが進めば良いなと思っています。

様々な意見が出たとしても、数年後には仕事・生活に生成AIは"ふつう"に馴染んでいると予想します。今は生成AIを信頼せずとも、今後は信頼していくことでしょう。

今やらなきゃいけないことは何か?

仕事の面で言うとすると、それは「自分のお仕事の見直し」です。

その仕事は、生成AIに置き換えることが可能なのか?


加え

生成AIは、その仕事をあなた以上のクオリティでこなせるか?


です。

生成AIに置き換えたとしても、まぁ生成AIにも出来るとしても、やはりあなたがやった方がクオリティが高いのであれば、その仕事はキープ出来ると考えます。それは、そこにはあなたの創造性があるから、です。

生成AIに負けないもの、それはやはり人の創造性だと考えます。課題(人、社会、環境など)を定義し、それをどう解いていくかという視点。そこには創造性があります。

また、「自分の業務に早く生成AIを取り入れること」も重要です。

今、生成AIを使う事を躊躇している人居ませんか?もしくは「今忙しいから、落ち着いたら生成AI試してみる」とか悠長に構えている人居ませんか?

すぐ、試してみましょう。

試すだけでなく、工夫して自分+生成AIの仕事をやってみましょう。

何にしても、早くやってみるに越したことはないです。

私も、キャッチコピーを作ったり。もしくは自分がいけない海外の土地の状況を探るときなど、まずは生成AIに訪ねることにしています。

加え、わが社では画像生成AIが使えるようになったので、PPT資料に使う画像なんかも生成AIで作ったものに置き換えていこうと考えています。

怖がったり、めんどくさがったりで、生成AIを使わないのはもったいないなと思います。

生成AIと人間(自分)で、さらに素晴らしい仕事が出来ないか?


そのような姿勢で生成AIを活用していけば、上記の展示のようなまさに「創造と生成のあいだ」が我々の仕事の中でも生まれてくるはずです。

今日は以上です。

現代美術館の展示を見つつ、自分の周辺を考えてみる。すると、大きな発見があるかも?なんて思っています。ぜひ展示、訪れてみてください!!

読んで頂きありがとうございました。
合掌!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?