【股関節の引き込みとは】腸腰筋を使うための簡単なワーク
こんにちは。
私は「体の使い方」についてよく発信していますが、特に重視している体の使い方の基礎が「腸腰筋を使える」ことです。
腸腰筋が使えなければ、
⚡座っているだけで疲れる
⚡背中を過剰に使うため、腰痛になる
⚡姿勢が安定しないため、肩こり、首こりになる
⚡脚がうまく使えず、つまずく、膝や股関節を痛める、歩くだけで脚がだるくなる
といった多くの不調に繋がります。
そのため、腸腰筋を使えるようになるための記事を書いてきました。
【参考】
上記の記事では「腸腰筋を使って骨盤を立てる」という体の使い方を紹介しています。
しかし、おそらく「腸腰筋を使う感覚が分からない」という方もいらっしゃると思います。
そのため、この記事では腸腰筋を使うために「股関節の引き込み」を意識するワークを紹介します。
これはいわば、片脚ずつわけて「腸腰筋を使って骨盤を立てる」を実践する内容です。
股関節を引き込む意識で腸腰筋が働く
股関節を引き込むとは、簡単にいえば、股関節をお腹の奥に引き上げるような感覚です。
座った姿勢で行うと、鼠径部の折れている「谷」がより深くなるようなイメージです。
まず先に股関節を引き込むワークを動画でお見せします。
股関節を引き込むワークのポイント
このワークのポイントを説明します。
①腰、背中を丸めない
腰、背中を丸めたまま顔だけ脚の方に寄せようとしては、このワークの意味がありません。
骨盤から前に傾け、骨盤と脚の骨(大腿骨)の角度を鋭角にするように行ってください。
別の言い方をすれば、鼠径部に置いた手がより深くお腹に引き込まれる感じです。
このやり方で、鼠径部や下腹部の奥が締まっている感じがあればOKです。
②体を正面に向けない
体は、伸ばした脚の方に向けます。
体を正面に向けたままだと、これも腸腰筋に効かせることができなくなります。
③腰・背中や太ももはできるだけリラックス
このワークで効かせたいのは、鼠径部、内もも、下腹部あたりのインナーマッスルです。
そのため、腰・背中を反らせるように力ませたり、太もも(特に前)を力ませて力づくで体を倒そうとはしないでください。
体のねじれの改善にも使える
このワークは、腸腰筋の左右差を改善し、体のねじれを解消するためにも使えます。
簡単に説明すると、
・仰向けに寝たとき、足先が外に倒れる方
・立って骨盤を左右から手で持った時、前に出ている方
が腸腰筋が弱い側である可能性が高いです。
この腸腰筋が弱いと思われる側で、今回のワークを多めにやってみましょう。
このワークをやると腸腰筋が働くようになるため、左右の腸腰筋のバランスが整い、体のねじれが改善します。
詳しくは今後の記事でお伝えします。
まとめ
股関節をお腹の奥に引き込むことで、腸腰筋を使うことができる
股関節を引き込むとき、背中や太ももを緊張させないこと
このワークも、すぐにできなくても問題ありません。
繰り返し行って腸腰筋が「使える」感覚を少しずつ育ててみてください。
また、これができたら、私が紹介している他の腸腰筋のワークも試してみてください。
お読みいただきありがとうございました。
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