【下部腰椎を動かす】ガチガチは腰痛のもと セルフチェック&簡単ワーク
「よく腰が痛くなる」
「椎間板ヘルニアになったことがある」
「座りっぱなしの生活」
「反り腰や猫背など、姿勢の問題を持っている」
という方は、背骨の一番下の部分「下部腰椎」がガチガチになっていることが多いです。
具体的には、腰椎4番、5番といわれる背骨の一番下の部分です。
特に多くの方が、腰椎がお腹側に沈む形になっています。
この状態だと腰椎に強い負担がかかり、脊柱管狭窄症など最悪の場合手術になってしまいます。
そのため、この部分の位置のズレを修正すること、ガチガチから解放することが非常に重要です。
これは、座りっぱなしの運動不足の方に限りません。
スポーツ・武道や筋トレなどの運動をしてきたという方も、運動時の体の使い方の問題から腰椎が沈んでしまっていることがあります。
「すべり症」や「ヘルニア」といわれたことがある方も多いのではないでしょうか。
このような状態を放置すると、年を重ねて椎間板の水分が減り背骨の柔軟性が減少してきたタイミングで大きな苦痛を得ることになりかねません。
この部分について「意識したことがなかった」ということも多いと思いますが、ここがガチガチで沈んでいるのは大きな問題です。
「必ず動くように改善する」という意識を持ってください。
そこでこの記事では、この下部腰椎といわれる部分を動かし、ガチガチから解放する方法をご紹介します。
下部腰椎の柔軟性を高めるべき理由
まず、下部腰椎の柔軟性を高めるべき理由を説明し、そのあとにワークを解説します。
下部腰椎がかたまる問題
まず、そもそもの話ですが、腰椎という部分はそれほど動かない部分です。
そのため、柔軟性を高めるといってもそれはわずかなもので、大きく動くようになることは構造上ありません。
しかし、ここで私が柔軟性を高めるべきだと書いているのは、この部分がガチガチになりまったく動かず適切な位置からずれているケースが多いためです。
背骨は本来、体の大黒柱のような働きをしています。
そのため、適切な形状を保てていれば重い身体を楽に支えることができます。
しかし、同時に背骨はたくさんの骨(椎骨)が一列に並んだ構造をしていますので、どこかの骨が適切な位置からずれると上半身の重みがそのずれた部分の周辺に強い負担をかけます。
それが腰痛の原因になるのです。
特に運動やトレーニングをしている人の場合、下部腰椎がガチガチだと運動時の負担ですべり症になったり、ぎっくり腰になったり、ひどい腰痛に悩まされる原因になります。
さらに、下部腰椎がガチガチだと、
・骨盤・仙骨を運動時にしっかり使うことができない
・股関節と背骨を連動する障害になる
といった問題もあり、パフォーマンスも頭打ちになります。
これは運動している人にだけでなく、あらゆる人が同じ問題を抱えますので運動能力が低下します。
そして私の経験上、下部腰椎は一度ガチガチにかたまると悪化することはあっても、自然にゆるむことはありません。
そのため、これから紹介するようなワークを行って下部腰椎をガチガチから解放することが大事です。
下部腰椎の強弱性欠如
下部腰椎は多くの場合、お腹側に沈む形でかたまってしまいます。
私は整体の施術時に必ず背骨の状態をチェックしますが、かなり多くの方の腰椎4番、5番が凹という形になっています。
特に、
・反り腰が目立つ方
・40代以上の方
・デスクワークの方
・体重が重めの方
などは下部腰椎が沈んでいることが多いです。
私が学んだ身体均整法という手技療法では、この状態を「強弱性欠如」と呼び、改善の対象とします。
しかし施術での改善は時間がかかるため、これから紹介するワークを行う方がいいと思います。
ここからは、下部腰椎をゆるめるための簡単なワークを動画付きで解説していきます。
このワークをすることで、早い方ならその場で
「腰がゆるむ」
「姿勢が変わる」
「背骨が柔らかく動く」
という感覚がつかめると思います。
すぐに動かない方も、数日~数週間続ければ必ず効果を感じられます。
ぜひお試しください。
【動画】下部腰椎を丸める・反るワーク
それではこれから、下部腰椎を動かすワークを紹介します。
ここで紹介するのは、下部腰椎を「丸める・反る」という動きをするワークです。
まずは下記の動画で動きを確認してみてください。非常に簡単に見えるかもしれません。
これは、下部腰椎の部分(骨盤と背骨の継ぎ目のあたり)に普通のタオルを丸めて入れています。
このタオルを下部腰椎で押しつぶすように丸め、それから反るのがこのワークのポイントです。
丁寧にゆっくり、下部腰椎をコントロールすることが大事です。
タオルを置く場所については、下記の動画で補足しました。
このワークを行っても、最初は背骨の別の部分で動いてしまい、下部腰椎が動かない方が多いと思います。
しかし、すぐに動かなくても大丈夫です。
「動かそう」とすることを繰り返すことで神経が刺激され、少しずつ動くようになっていくからです。
寝る前に布団の中で行ってもいいでしょう。
下部腰椎が動いてきたかな?という実感が出てきたら、自分でこの部分の背骨を背中側からさわり、丸めたときに背中側に出てくるかチェックしてみてください。
ちゃんと動いていれば、背中側から指で動きを確認できます。
まとめ
下部腰椎がガチガチだと、痛めやすい、運動のパフォーマンスが下がるなどの問題に繋がる
下部腰椎を丸める・反る動きで柔軟性を取り戻すことができる
下部腰椎が動くと、背骨から股関節への力の通りがよくなり、日常動作が楽になったり疲れにくくなったりする効果もあります。
ぜひ続けて、体の変化を楽しんでください。
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