【体のねじれを改善】腸腰筋の左右差を整えてねじれを解消する簡単ワーク
この記事は、下記の記事の続編になります。
上記の記事の最後に紹介したように、この「股関節の引き込み」というワークで腸腰筋の左右差を改善し、体のねじれを改善することができます。
腸腰筋の左右差で体がねじれる
まず最初に簡単に腸腰筋について説明します。
腸腰筋とは、大腰筋と腸骨筋という2つの筋肉のことです。
腸腰筋は左右にあり、とても強い力を持っています。
そのため、筋力の左右差があると、骨盤がねじれてしまいます。
たとえば、下記のような方は骨盤がねじれています。
✅立っているときに、一方の脚に体重を乗せがち
✅立っているときや座っているとき、体がねじれている感じがする
✅座ったとき、片方のお尻に体重を乗せてしまう
✅座ったとき、おへそが正面を向いていない(左右どちらかにずれている)
✅座ったとき、片方の膝が前に出ている(両足の長さがそろってない)
骨盤がねじれると背骨に負担がかかり、腰痛をはじめさまざまな不調の原因になります。
また、バランスを取ろうとして他の部位や顔もゆがんできます。
いろいろな体の歪みの原因になりますので、まず骨盤のねじれを整えることが大事です。
さらにいえば、スポーツ・武道などの運動をしている方は、骨盤のねじれでパフォーマンスに悪影響が出ます。
そのため、運動をしている方は、パフォーマンスアップや怪我の予防のためにも、骨盤のねじれを改善することが大事です。
体のねじれ・腸腰筋の左右差をセルフチェック
ワークの内容に入る前に、体のねじれをセルフチェックしてみましょう。
①仰向けで足先の倒れをチェック
まず、仰向けになってリラックスして寝てください。
このままの状態で、自分の両足を見てみましょう。
両足の足先がどのくらい倒れているかチェックします
両足とも同じくらいの角度になっていればいいですが、片足の足先だけ外に倒れていませんか?
もしそうなっていれば、足先が倒れている側の腸腰筋が弱い可能性が高いです。
②立った状態で腰のねじれをチェック
次に、立ち上がってまっすぐ立ち、特にどこにも意識せずにリラックスします。
この状態で骨盤のねじれを確認しましょう。
自分の骨盤を両手で横からもって、左右どちらの骨盤が前にきているか確認します。
同じくらいならOKですが、一方が前に出ている方もいると思います。
この場合、その前に出ている側の腸腰筋が弱い可能性があります。
①と②で結果が同じであれば、その側の腸腰筋が弱い可能性が高いといえます。
たとえば、①で左足が外に倒れており、②では左の骨盤が前に出ているなら、左の腸腰筋が弱いかもしれません。
実際には他の要因も関わりますが、簡易チェックとしてやってみてください。
【動画】ねじれを改善する腸腰筋ワーク
体のねじれ(腸腰筋の左右差)を改善するワークは、下記のものです。
このワーク自体は、詳しくは冒頭でも紹介した以下の記事で解説しています。
「体のねじれの改善」を行う上で大事なのは、腸腰筋が弱い側だけを行う(もしくは弱い側を多く行う)ということです。
通常、筋トレなどは左右同じ回数行うことが多いですが、左右同じだけやってもゆがみが増長されるだけである場合もあります。
この腸腰筋のワークの場合もそうです。
そのため、弱い方を多く行って、左右のバランスを整えてください。
ワークが終わったら、最初に紹介したセルフチェックを再び行って、改善の度合いを確認しましょう。
毎日行えば、徐々に左右差がなくなってきます。
【参考】
下記の記事も腸腰筋に関する内容です。
ぜひあわせてご覧ください。
体のねじれ改善ワークの注意点
私の経験上、体、特に骨盤のねじれは腸腰筋の強さの左右差によるところがかなり大きいと考えています。
しかし、実際には下記の要素があっても、体がねじれているように見えます。
・背骨のねじれ(回旋)
・背骨の側弯
・一方の肩の巻き込み
・内臓の疲労(反射の働きでねじれが出ます)
そのため
「このワークをしても改善しない」
「骨盤のねじれは解消したが、他の部分にゆがみが残る」
という場合は、他の要素がかかわっている可能性があります。
このような他の要素がからんでいる場合、自分だけでの改善は難しいこともありますので、専門家に相談することをおすすめします。
まとめ
腸腰筋は左右にあるインナーマッスルで、左右差によっては体のねじれになる
弱い方の腸腰筋を鍛えることで、体のねじれを改善できる
腸腰筋を使えるようになると、さまざまな体の不調が改善でき、運動能力も向上します。
ぜひ続けて、体の変化を楽しんでください。
お読みいただきありがとうございました。
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