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インド大横断の旅 10日目 後編

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後編
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ハイサイドにも日除けが付いてますね。日本でやると過剰に見えるけど、インドの気候に合わせた大きな日除け。

ほんとに明るいな。
天井面が黄色や赤に塗られている

オリジナルじゃないと思うけど、ジャンヌレの椅子まみれやん

この下のおばちゃん、事務員にキレ始めて置いてあるジャンヌレの椅子引きずって持ってきてそこに座って口論し始めた。耐久性○がわかった。

閲覧室?なるものがぶら下がっている。入って良いのかわからないけど、おばちゃんが事務員にキレ倒してるうちに入っちゃう。

おぉ〜!さっきより近くにハイサイドをみれる。あがってよかった。
これ蛍光灯いらないのでは。

遠くからじゃわからなかったけど、屋根勾配にがっちり合わせてる。ファサードからはわからなかった。
というか柱も梁の厚みに合わせた楕円形になっている。初めてみたかも。

スリットも綺麗。

この二回バルコニー行けなかった。。。残念。。。

西洋美術館よりは面白かった(正直、西洋美術館は入ってすぐのトップライトしか覚えていない)
空間は切り替わるけど、ハイサイドは全体を貫通している構成。昼間は十分に明るいから電気はほぼ消えていました。
後は、スロープで上がって、天高をぐっと抑えて、最後に最高高さまでドカンと空間を広げる。
コルビジェのやり方ぽい。楽しい空間体験でした!

次に、同じ敷地内にある建築美術館へ!
なかなか攻めたネーミング。楽しみ。

カッコいい。この作品は、コルビジェのスイスでの設計を参考に、彼の弟子がデザインしたそう。コルビジェ設計ではないが、魅力的に感じる。

入館料、撮影料含めて20ルピー日本円で30円ぐらい。やすい!

漂う荒々しさとインドの日差しと植物。

いざ内部へ。展示内容としては、チャンディガール 都市計画に際して建てられた建築の模型や図面、家具など。

1Fはすごくシンプル、特にいうことはなさそう。

いいパース。。。お気に入り。

2階へ。

モデュロールマンと、大きな吹き抜け。
ジャンヌレの家具。
奥にはキャピタルコンプレックスの模型。

議会堂部分。滑らかな曲線でくびれていた。
実空間を感じてから模型を見ると発見が結構ある

カッコいい。こういう図面すごく魅力的。

3階へ。意識的に赤と黄色を使っているのかな。ハイコートにあった色で緑だけ他の建築で見かけていない。

吹き抜けから眺める。
チャンディガール全体図より大きく使われてるモデュロールマン。
チャンディガールの街を歩いてるとモデュロールマンとかオープンハンドが結構乱用されてて、一種のアイコンみたいになっている笑

屋上への階段。劇的な開口。
屋上へ出ようとしたら、鍵が閉まっていた。。。
ダメ元でレセプションで屋上に行かせてくれと頼んだらOKしてくれた!
日本と違ってこういうところ優しい笑

せっかくだからと、この階段で屋上に出るのではなく外部のスロープからと鍵を開けてくれた。ここも軸回転ドア笑

思わず絶句。正直、さっきまでの展示空間にはあまりピンときていなかったけれど、この空間ヤバイ。。。

インドの明るさとのコントラストをこれでもかと叩きつけられている感覚。ハイサイドから入る強烈な光が、この筒の中の影をより一層強くしていた。
なにか、お祈りをするような神聖な空間として感じる。

どんどん登っていくと、外の風を感じるようになってきて、この筒もだいぶ明るくなってくる。
うまく例えられないけれど、生きて帰ってこれたような笑そんな感覚。これも一種の空間の抑揚だと思った

もう少し上がるともう完全に外部。辺りの景色を見渡せる。大きな木と広場と建築がよく見える。ああ、人間界に、地上に戻ってきた笑

外部から撮った写真を見たらわかるように、屋根は壁柱で支えられて建物にかぶさっている。
様々な勾配の屋根(排水計画のため?)によりいろんな天高の居場所が生まれていた。

グッと低いところ

低いところと高いところ

若干曲面のところ。
大きな屋根の下で、たくさん空間が切り替わっていて面白い。屋上たのしいな。

だいぶ建築堪能してパンク寸前だったのでとりあえずお昼ご飯へ。チャンディガール着いてからずっと目をつけてた店に行く。

そう。ケンタッキー!
バーガーとポテト、チキン2つドリンクとチョコケーキのセットで400円ぐらい
チキンには辛めのパウダーがかかっている。これ、インド 特有。

その後は、散策しつつコルビジェセンターへ。

チャンディガールはインドの中でも高級地域なので、建物が割と綺麗。インドじゃないみたい。

そんなこんなでコルビジェセンターに到着。
ここは、コルビジェが設計したとかではないけど、当時チャンディガールを計画する際に、事務所として使われていた建物をそのまま展示空間にしています。
当時の計画の様子とか過程がそれぞれの部屋に展示してありました!

建物自体の構成は単純で、中廊下型に部屋が付随。
それぞれ片流れの屋根が違う勾配でかかっていて、ハイサイドライトになっていた。
インドきて単純な屋根形とか建物を初めて見たかも。
割とカオスさがインドの印象だったので、これはこれで新鮮。
ただ、アプローチの曲面屋根は不思議笑これだけ増築したとかないかな。。。

不思議な展示だ。。。
この20倍ぐらいの図面や写真がここに飾ってあります。スタディの様子や模型もあるので、よりチャンディガールの成り立ちを知れました!


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後は、電車の時間まで散歩して
電車の咳が2席ずつ向かい合いの席でインド人に囲まれ、
結構多めにご飯が出て
4時間ほど揺られてデリーに到着。先日お世話になったサンタナデリーに到着。

なんだかインドにこなれてきた感じ笑

この折り返しまでだいぶハードに動きすぎたので1日休みつつ、計画練り直して再出発します!
昨日から初海外建築作品(近代建築)でとても興奮していて、疲れを感じませんでした笑

後半のインド旅も楽しんで行きましょう!





続く。

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