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「福袋が見えなくても売れる時代」は終わった

タイトル通りなのですが最近福袋ってどのお店も中身が見えている状態ですよね。


福袋って僕が小さい頃は中身が見えない状態のものが多かったように思います。


もちろん「1000円の福袋だけれど中身は2000円分だよ」というお得感を伝えるような事はありましたが開けてみるまで何が出てくるかわかりませんでした。


音楽業界も昔はCDの発売日まで曲の内容も分からなければ、発売日の日にちだけをCMで流したりして出てくるまでのドキドキ感を煽るものも多かったように思います。



しかし、昨今はどうでしょうか?



中途半端に隠れているものに人は飛びつかなくなったように思います。


例えば外食をしようと思った時には行く店の事を食べログなどで評価を確認したり、メニューや外観を確認したり。

電化製品を買う時も似た製品を比べている記事を読んだり、使っている人の使用感を読んでから買いに行ったり。

楽器を買う時もYouTubeで音を聴いたり値段をお店に行く前にネットで比較したり。



人は物を買う時に事前に内容を把握してから買うようになりました。


主催者側がお客さん側にドキドキ感を与えたい。

という気持ちはエゴでしか無くなってきているのです。


人は中身が分からないものに手を出すほどバカではありません。

具体的に何を説明するか分からないセミナーに足を運ばないのです。


自分の欲しい情報とマッチングして初めて人は興味を持つのです。


焼き鳥を食べたい人は焼き鳥屋に行くはずです。
焼き鳥があるか無いか分からないお洒落なバーに賭けで入る事は稀なのです。


情報を遮断するので前に話題になった中身が分からない真っ暗な部屋のように完全に情報を遮断すればあるいは人が興味を持つかもしれませんが。


音楽の世界でも最近ではiTunesやストリーミング配信とは別にYouTubeでオフィシャルで最後まで聴けるようになっていたり、ライブに行く前からセットリストが分かるようになっている場合も増えてきているように思います。


情報を隠すメリットというのが無くなってきているのです。


オープンな情報時代によって売る側よりも買う側が情報を選択する時代なのです。


自分も見えない福袋を売る気はないのでこのnoteやツイッター(@fukusuke2578)で今までの音楽経験や講師としてのギターノウハウ。バンドの売り方、考え方など全て公開していこうと思ってますm(_ _)m


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