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閏年について

今年は閏年。うるうとし、と読む。
閏年とは、2月が例年より一日多く、29日まである年のこと。
それ以外の年は平年と呼ぶ。
閏年は、地球の周りを太陽が一周する周期と暦のズレを調整するために設けられている。
と、調べると一番に出てきたが、何かおかしい。
一周しているのは太陽ではなく地球である。
そう、だから地球側がズレを調整するのは当たり前なのだろう。
もとい、閏年について。
原則4年に1度に設定される。とも書いてあった。
原則ってことは例外もあるわけだ。
更に調べてみた。
大きなルールは2つあった。
ルール1:西暦年号が4で割り切れる年。
その通り。だから4年に1度が閏年。
私は夏季オリンピックが開催する年が閏年とインプットしているのも、この理由だ。
そして、
ルール2:西暦年号が100で割り切れて400で割り切れない年は平年。
つまり、これが原則以外に当てはまる。
なるほど。
閏年になると必ず思い出す人が居る。
小学生の頃、近所に住んで居た年下のタケちゃんだ。
タケちゃんは2月29日が誕生日であった。
そうです。
閏年の2月29日生まれの人の定番「あるある」をタケちゃんも言っていた。
4年に一回しか誕生日は無いんだぜぇ。だから、まだ〇才なんだぜぇ。
という自虐的ギャグ。
私の記憶が確かならば、作家の赤川次郎さんも同様の発言をしていたし、
タレントの飯島直子さんも似たような事を言っていたような気がする。
これは2月29日生まれの特権である。
だからと言って、バカ正直に誕生日祝い等が4年一度だったりすると可哀そうな話ではあるが、
平年であっても子供の頃のタケちゃんは毎年誕生日を祝われていたから幸せ者だった。
進学で故郷を離れタケちゃんとは疎遠になったけど、一度、帰省した時に偶然会った。
タケちゃんも私を覚えていてくれた。
それは8年前の話である。
そうなのです。
その年も閏年だったのです。
タケちゃん元気かなぁ。
今年は閏年だから何だかタケちゃんに会いそうな気がする。
会ったら教えてあげよう。
閏年のルール2の事を。
次の例外は2100年だよ。その年は平年で2月29日は無いんだよ。と。
ただでさえ4年に1度の本当の誕生日なのに、定番の閏年あるあるも8年間お預けだよ!と。
その時、タケちゃんはどう反応するのだろう。
悲しむだろうか。
2100年なんて、この世に居ないよ、と快活に笑うだろうか。
そう言われたら、お互いにな。と言って笑いあおう。
閏年の29日は閏日。
お互い、うるう日、うるう年になるといいね。
そして、あらためてタケちゃん、誕生日おめでとう。
で、今年で幾つになったの?

ホントにそうかと確認したら、そうだった2100年の2月

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