旦那と居酒屋デートでローマ帝国について教わり、早朝は受験期の思い出を語り合った

先日珍しく旦那と居酒屋で食事をし、ほろ酔いの状態で色々と話し、家に帰ってすぐ寝たけど朝4時頃にお互い目が覚めてそこから2時間くらい語り尽くした。

居酒屋は青森をコンセプトにしたお店だった。日本酒飲み放題を選択し、色々なお酒を少しずつ飲みながら、塩辛やすき焼きを食べた。

まず話したのは、私が最近地政学に興味があって『紛争するなら八田まで』を読んでいる話から、コロッセオの話になり、ローマ帝国の衰退について教えてもらった。
コロッセオではローマ市民の娯楽のために人同士の決闘、人対虎の戦いなどもやっていたとのこと。そんなことがあったのか、と愕然。
彼は世界史が好きで大学受験でも使っていて、知識が半端ない。いまだに覚えていることがすごい。
私がどんどん質問しても、一つ一つちゃんと答えてくれて勉強になる。

そのあとは、私が会社の先輩から絶大な信頼を寄せられている話や、会社の後輩の話を聞く力が凄すぎておじさんがみんな好きになっている(私も好きになっている)話など、めちゃくちゃ他愛もなくて私が話したいことをひたすら話していた。
ほろ酔いでお互いかなり良い気分になっていた。

家に帰ってから、どら焼きを食べながらアメトークの侍JAPAN芸人を見た。
今回のWBCは見れる試合は見てたし、メキシコ戦は2人で見ていたので、アメトークもかなり楽しめた。
2人で「うーん」とか言って頷きながら見ていたし、感想を改めてお互い言い合ったり、選手のすごいところを言い合ったりして楽しかった。

お互いすぐ寝たけど朝4時頃に2人とも目が覚めて、お酒のせいか眠くならなかったのでそれからしばらく語り尽くした。
私たちはふと気づくと大学受験時代の話をよくしていて、このときも例に漏れずいつのまにか受験期の話になっていた。
自分はがんばったという自負があるので、当時どんな状況だったか、どんな勉強法をしていたかなど話しだすと止まらなくなってしまうのだ。

彼の高校は大学附属でほとんどがエスカレーターで進学する中、彼は数少ない受験組で、しかも世界史選択は3人しかいなかったらしい。
それまであまり仲良くなかったけどその3人で問題を出し合ったりして仲良くなれたらしい。
世界史の先生も熱心な先生で、受験組のために授業をしてくれたそう。
やってもやらなくてもおそらくお給料とかは変わらないだろうに、生徒のためにそういうことをできる先生って本当にすごいなと思った。
彼の中では美しい思い出として残っているのだなと思うと、私もなんだか心が浄化されたような気がしてきた。

私の場合、感謝したい先生っていたかなと思った時に、今まで忘れていた記憶が呼び起こされた。
英語の先生で、私からお願いして個別で見てもらっていた先生がいた。
40代くらいのもさっとした男の先生で、割と厳しいイメージだった。担任の先生でもなかったし、それまで全く接点がなかったけれど、第一志望の大学で特殊な問題が出るのでそれを見てもらっていたのだ。
しかし結局第一志望には受からなくて、その先生に結果報告に行った時に
「〇〇大学に行くことになりました。第一志望は受かりませんでした。すみません」
と言ったら、そんなことないといった感じで
「ううん。おめでとう」と笑顔で言ってくれたんだった。

懐かしいな。彼と話しているうちに今まで忘れていたことが思い出されて、また話がどんどん止まらなくなることがある。
こんなに自分の話をたくさんできたり、相手の話も興味深く聞ける、そんな時間が幸せだった。

6時になり外が明るくなったので流石にもう一度眠りについた。

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