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#226 【東京都文京区訪問記】文京区社協編~いばしょのつくりかた。~

前回のnoteの続きです。

文京区社会福祉協議会で地域福祉コーディネーターとして活動する浦田さんのお話を聞きました。

文京区社協には、独自の取り組みとして地域福祉連携ステーション(フミコム)がある。

ここでは、福祉事業の枠を超えて、地域とつながることそれ自体が仕事になっているのだということ。

ここに配属された人は、まず「地域に出てこい」と言われると。いいですね。

地域福祉コーディネーターの役割
●個人支援:
・ゴミ屋敷
・近隣トラブル
・社会的孤立
・ひきこもり
・経済困難
Etc…

地域福祉コーディネーターが扱う個人支援の特徴は下記。

・本人に課題意識がない、SOSが出せない
・カテゴリーされていない状態にあり、制度につながらない
・ニーズに対応できる制度やサービスがない
・予防的な対応が必要


いわゆる、制度の狭間を担っているということですね。

制度の狭間を見つけると、自分の役割だ!と思うと浦田さんは仰っていました。

例えば、
・貯金はあるが3ヶ月ひきこもりで動けない、働けない高齢者
・東南アジア出身 孫の学習が遅れている。
・生活困窮はしていないが、塾には行かせられない。不登校気味。

こうした「狭間」をみつけたとき、心がけることはご自身に「今の状況はまずい」と思ってもらうこととおっしゃっていました。
⇨まずは寄り添うことから。

寄り添う。多くのソーシャルワーカーは寄り添うことを大切にしています。

浦田さんの寄り添いの背景を知ることができました。

●住民と関わる個人支援

浦田さんのお話の中で出てきたスライドを参考に作成

●地域支援:さまざまな相談の例
・サロン・こども食堂を立ち上げたい
・居場所づくりをしたい
・町会でみまもり体制をつくりたい
・こどもがいる外国人の親が交流する場
・地域のイベントに学生に協力してほしい

●多機能な居場所の立ち上げプロセス
1.核になる人で素案作成
2.協力者を集めて打ち合わせ
3.準備会
4.実行委員会
5.プログラムの確定
6.助成金申請
7.コアメンバーの組織化
8.プレ開催
9.活動スタート

●多機能な居場所の機能
小.クローズなプログラム
-子ども食堂、フードパントリー、学習支援
中.オープンなプログラム
-子ども食堂、暮らしの保健室、介護予防体操、コミュニティカフェ、勉強会
支え.プログラムを支える仕組み
-実行委員会、運営委員会、コアメンバー


力尽きてメモばかりになってしまいました。。笑


コミュニティソーシャルワークの一般化をしようとしている

浦田さんの、文京区社協の取り組みに感じた第一感です。

こまじいのうちのような居場所は、地域で必要です。
でも、独特な関係性があって形成されている要素も大きい。

そこで、組織づくりを仕掛ける人の役割が大事になってくる。

居場所にくるという【記憶づくり】をしている。居場所づくりってそういうものかもしれません。

地元などでのあなたの居場所はどこですか?

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