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#251 スタンディを卒業します(5/5) 〜おわりに&今後について〜

おわりに&今後について


ざっと自分のスタンディでのキャリアを書き綴ってきました。
最後に、スタンディ卒業にあたり、いくつか書き残したいと思います。



1.
スタンディは、「既存の発想に捉われないソーシャルベンチャー」として入社直後から今まで軸がぶれていない会社です。

ソーシャルベンチャーは、ビジネスの力で、社会課題の解決や社会的価値の実現をしていこうとする中小企業のことを指します。

こうした企業には、①野心に溢れ、②働くことそのものが好きで、③社会が前進することに価値を置く そんな特徴を持つ人々が入社しやすいと思います。


一方、スタンディは、そういう人ばかりではありません。
野心家はむしろ少数です。
ワークライフバランスを重視している社員がほとんどな気がしています。
会社もそれを推奨しています。

そのため、入社時から今までずっと社員の働きやすさ改善やエンゲージメント向上施策について議論を続けています

社員同士の飲食費補助制度・バースデー休暇・ソーシャルグッドラボなど…

事業拡大し成長するベンチャーで、ES向上を考え実践し続けている会社は、特に東北の地において、そう多くはないんじゃないでしょうか。
でなければ、HR推進室の設置自体も否決されていたと思います。

社員の幸せと社会の幸せ両方を追求するソーシャルベンチャーとして、既存の発想に捉われない働き方ができる会社であるといえるでしょう。



2.
スタンディは、自分が在籍した3年の中で、今現在が最も会社の成長フェーズとしてバランスの取れた状態であることを確信しています。

2018年4月~2021年3月の社員(パート除く)の離職率は、40%でした。
単純計算、5人に2人は辞めていました。
様々な理由はあれど、「ベンチャーだから仕方ない」だったかもしれません。

しかし、2022年から今までのデータを参照すると、採用者数は倍以上増加しているにも関わらず、離職者数は減っており、離職率は10%です。

加えて、新卒社員は今まで6名採用しておりますが、現時点までで新卒離職者は0(新卒離職率0%)です。
「ベンチャーなのにすごい」気がしています。

本社の移転も決まり、新たなエリアで事業を広げていく計画も立っています。
まだまだ成長していく会社であることは間違いありません。
一方で、社員を大切にしようとしてきた結果が数字にも表れつつあります。

もちろん全ての事業所がちょうど良い状態ではありません。
どこかが良ければ、どこかが悪い。
ずっと繰り返してきました。
毎日、どこかで問題が発生しています。

しかしながら、事業所を横断した交流が徐々に増えて、事業所間で助け合いの機会が増えてきているように感じます。

事業所単体ではなく、会社として助け合いが起きているのはとても良いこと。

そうした意味でも、会社としてのバランスがとれつつあるのかなと思います。


3.
スタンディは、「人の良さが滲み出ている」会社です。

これは、もう、なんといったらいいかわからないんですが。笑


例えば、
代表取締役から、夜に急に電話かかってきて、

「今●●さんと飲んでるんだけど、じんくんの名前聞いたよ!褒めてた!安心だわ〜!じゃ!」

と連絡がきたり


エリアマネージャーから、突然電話がかかってきて、

「さっき●●さんのこと本気で怒っちゃって。凹ませちゃったかもしれない。じんくん悪いんだけどさ、こっそりフォローしてくんない?」

と連絡がきたり


パソコンが壊れたら、めっっちゃ忙しいはずなのに夜な夜な自力でパソコン直して、わざわざ届けにきてくれる方がいたり(笑)、


上層部の不器用なやさしさみたいなものを、感じてきました。

なんというか、ほんとにベンチャー?って感じな部分もあって、ゆるさもあって。

ちょうどいい感じなんですよね。

なんとなく雰囲気が伝わってほしいです。笑



スタンディは、社会課題を福祉事業で解決しようとしている会社です。
その社会的意義からも、今後の更なる発展を疑う余地はありません。

スタンディの卒業は、あくまで自分個人のキャリアを考えたときに、「たまたま今のタイミングだった」というだけに過ぎません。

3月1日から、企業人事の視座から、生きづらさを抱える人々の福祉(=幸福追求)を捉えたいと思っています。

関わる人々の才能と能力を活かすことのできる社会・会社になるよう、尽力するつもりです。


今後もスタンディの皆さんとは、仲良くさせてもらえたら嬉しいです。

さまざまな場面で相談させていただくこともあるかと思いますが、その際はどうぞやさしくご対応いただけたら有り難いです!

逆に、自分が相談に乗れること、力になれることがあれば、連絡ください。必ず力になります。



長くなりました。

改めて、スタンディの皆さん、今まで本当にありがとうございました。

また笑顔で会える日を楽しみにしています!

一條 仁

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