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うっかりテロリスト申請

落ち着いたらアメリカに旅行したいな~と考えているあなた!

アメリカ旅行の準備中、ワンクリックでテロリストになってしまう罠が潜んでいるので注意してください。
結論:失敗を見越して早めの行動を心がけよう。


時は昨年6月。
弟がシアトルに留学していたので家族で遊びに行くことに。
アメリカへの一般的な旅行や出張(滞在90日以内)の際はビザではなく、ESTA(エスタ)という電子渡航認証システムの申請を行います。

ESTAのHPに出発の72時間以内に申請してね~と書いてあります。

今回はちょっと早め、出発の3週間前にESTA申請することに。後々早めの行動が私たち家族を救います。

問題は最後の「適格性についての質問」で起こりました。適格性についての質問は簡単にいうとアメリカで悪いことしないよね?という内容。

質問は全部で9問。
普通の人なら回答は全部「いいえ」になります。

全部「いいえ」なので間違えようがありません。

ところが、父は私と母のESTA申請で以下の質問に「はい」と回答してしまいました。(父が代理申請してくれた)

4)あなたはテロ活動、スパイ行為、破壊工作、または集団虐殺に参画しようとしたり、あるいは参画したことがありますか?

私と母は海外でテロ活動に参加したことがあるらしい。

ドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」を見て日常に潜むテロリストに怯えているのに。

ましてや、テロリストが正直に申告するだろうか?
いや、しない。

もう一つ声を大にして言わせてください。
父の申請だけ問題なく完了してるんです。

父いわく私と母の申請の時だけ手が滑って間違った回答をしてしまった。しかも2人とも同じ場所(テロリスト)で手を滑らせるミラクル。

3. ビザ免除プログラムを利用して渡米するための適格性についての質問に間違って回答してしまった為にESTA渡航認証が却下された場合:
質問に間違って回答してしまった、または “却下の理由” に該当すると思ったが実際は該当しなかったことが分かった場合にはCBPにお問い合わせいただくことをお勧めします。 CBPにお問い合わせをする場合、お問い合わせフォームから質問を送信してください。お問い合わせフォームにはなぜ間違って「YES」を選択したかの理由を明記してください。

ESTA公式HPのよくある質問で救済策を見つけました。
お問い合わせフォームに間違って回答してしまった際「YES」を選択した理由を送るように書いてある。

よくある質問にあるぐらいだから、間違った理由送れば大丈夫そう…?

父は、急いでお問合せファームに間違って「YES」を選択した理由も送り、再度ESTA申請をやり直してくれましたが




申請拒否くつがえらず。



申請拒否されてから24時間経つと、再申請ができるのでそのあと4回申請してくれたらしい。でも、やっぱりダメでした。
(さすがに一回やって無理なら気づきそうなものだけど、ありがとう)

ちなみに申請の度に1400円かかります。

そんなこんなで、5日間の旅行のために大使館までビザをとりにいくことに。

ビザをとりにいくのも「スピード証明写真撮ってくるわ」のノリではできず、ビザの面接予約をとるところから始まります。

ビザ申請料金は160$なり。

渡航まで日にちがないときは、緊急面接予約リクエストができるのですが、ギリギリ資格(覚えていないが○日前から緊急予約可能)を満たしておらず、緊急面接予約はできませんでした。

結局、渡航直前で大使館の面接日程はあいておらず、面接は渡航の一週間前に。

ESTAの申請は出発72時間前でOKですが、ビザの申請は最短で申請受理の翌日から起算して5業務日。

金曜日に面接して、翌週の金曜日に日本出発。土日挟むと、ぴったり5業務日。

間に合う…?

母は面接が終わるまでずっとゲロゲロの精神状態。
代理申請で私と母をテロリストとして申請した父は、「ダメなら、父1人で行ってくるわ~」と能天気。

*面接当日*
大使館に来ている人は、長期滞在の方ばかりで、旦那さんの海外赴任について行く方、メディアで取材をする方、留学に行く方等いろいろで。

5日の滞在のためにビザ取りにきてる人なんていないだろうな~と思いながら面接の列に並んでました。

旦那さんの海外在住についていく奥さん (withベイビー)がアメリカ行く目的を「パパズ ワーク!パパズ ワーク!」と何度も言っていてパパって英語じゃないんじゃないか??と思いましたが、焦ると人間わからないですからね。

絶対間違えない問題で父がミラクルを起こし、今ビザの面接受けにきてるんだもん。

「なんで、ESTAじゃなくてビザで申請するの?」と想定通り面接官には質問されましたが、面接自体は難なく進み、最終的には渡航前日にビザが無事届きアメリカに無事行けましたとさ。

めでたし、めでたし。

✳︎まとめ*
適格性の質問、問1以外で好ましくない回答をすると、問い合わせフォームに「回答間違えちゃったよ」と送っても申請は許可されませんので注意です!

72時間前にESTA申請して、適格性の質問の回答まちがえたらたぶん間に合いません。

ESTA申請は、ビザの申請もできちゃうぐらい(最低1か月)余裕を持ってやってください!




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