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ツールドおきなわ2023(に行けなかった)


今年も年間最大の目標「おきなわ」
100kmオープンの頂点を取るべく
今回もShimogaku時代から一緒のメンバーと参戦して....

ウッ....






という事で出発前日に発熱し無念の本州待機・配信観戦となりました。

で、残念でしたー。
という話で終わりではなく結局コレは何だったのか?再発防止するには?

ほかパワーデータ供養
という話です。


経緯(長いので興味ない人は読み飛ばし推奨)
相変わらずいつも通り前哨戦のリザルトは一切伴わないまま11月まで進行するも例年より遥かに対策練を調子良く走れるほか、あらゆるレンジのPWRもAllTimeBestを出しており好調を感じる。

11/3運命の日
この日も朝から対策練、鹿野山をペースで一本引きし次へ向かおうという最中、下り基調の平坦でエアロフォームを取っていたところ段差で両手が離れてしまい転倒。
幸い誰も巻き込まず完全単独ではあったものの激しい音での落車となる。

ハンガーが曲がったので応急処置をして本体と分かれて車へ戻る。
戻る途中好天の中走れない苛立ちを雑な5分走にブツけるといつも通りパワーが出て溜飲を下げる。

練習仲間に多数医療関係者がいるおかげで洗え!消毒しろ!と厳しいご指導をいただいたこともあり擦過傷はすぐに回復するだろう...と思いつつその日は終了。

自転車はハンドルにクラックが見つかり流石にダメかと思われたものの、いつもRETULでお世話になっているりんりん一之江さんに泣きつき在庫ハンドルへの交換で対応していただく。

以降自転車が手元に戻るまで苛立ちはあったものの、11/5日曜にはCXにRovalを履かせた仕様で120kmの対策練を走破。フロント40Tは流石にギア足りない感じでしたが人間の調子自体は下がっていないことを確認。

11/8水曜 自転車も戻りご機嫌で仕事に向かうもAMの客先を出たあたりで異様な疲れを感じる。お腹空いたかな?と思いやよい軒で大好きな鯖塩を食べるもイマイチ箸が重い。
PMのアポを終えて帰宅・遠征準備をしている間はかなりの体調の悪さ感じるも落車でカロリー計画が崩れているのに焦り23:00頃にローラーするも70kjしか漕げずに崩れる

11/9木曜 夜中に何度もトイレに目を覚ますこのまま明日の朝体重計に乗れば軽いな、と寝ぼけたまま水も飲まずに一夜明かす。
見事体重は軽かったもののコレは動けないぞ、と思い検温。
38.7の表示を見て「あぁやってしまったな...」
連休取得直前に申し訳ない(フリ)で仕事を休み病院に行く。願いは叶いインフル/コロナどちらでもないただの風邪とのことなので安心して静養モードへ。
がそこからさらに体温は上がりピークは40.4度を計測。
夜間にあまりのフラフラ具合に妻に引きずられ再度救急病院へ。そこでも検査をしやはり流行りものはネガティブ。解熱剤だけ処方され眠りにつく。

11/10 金曜
早朝の沖縄行きは諦め妻を送り出しひたすら寝る。解熱の気配は遠く沖縄行きを諦める。
雑に処方された抗生物質が刺さり口内は荒れ放題、鳥かと疑うレベルの液体の下痢でより苦しむ。

11/11土曜
やっと熱が下がり始め、これならいけるか?と血迷うものの40度で二日過ごした身体でレースなどできるわけはなく冷静に。徐々に解熱するもまだ38度代半ば。
試走中の現地組とビデオ通話し少し元気になる。

11/12日曜
夜中に滝汗をかき解熱。朝から元気に配信とLapclipで仲間の活躍を喜ぶ。
食欲もしっかりアリ一件落着。

11/13月曜
妻を迎えに行く前に荒れ放題の寝室を片付け、自転車ルームを片付けて夕方羽田へ。
AMがんばりすぎたのかちょっと眠気がしたので昼寝→レッドブルで運転していると徐々に寒気が。飲み物冷たかったもんなーと呑気に構えるも空港の駐車場に着く頃には震えが止まらなくなり「あぁやってしまったな...」
チーム員たちと食事でもしながらレースの話をなんて希望はどこへやら。疲れた妻に運転してもらいながら助手席で高速の段差に呻きを上げながらトンボ帰り。
もはや救急車か?と思うも7119に問い合わせると「再審せよ」との指示だったので再び夜間救急病院へ。
SpO2の値が低いので心配だ、とのことで大きい病院で検査するように指示を受ける。
シンドかったら残薬のアセトアミノフェン1.5倍飲んでねー とのこと。この世には解熱剤しか薬はないんかと恨む。

11/14
朝から生涯初の大学病院へ。田舎っぺはこんな大きい所初めてです。
朝からダンジョン内でクエストの如く歩き回らされて検査した結果
なんらかのウイルス感染はほぼ決まり
だが特定の治療法が確立しているウイルスではないので免疫力勝負、よく食ってよく寝てください

と言うことで終了。
すでに熱はほとんどなかったのでできることもなくダラダラと自転車を片付けて1日終了。

結局じゃあ原因って?

ラン先生からアドバイスいただくと
・キツい練習、キツい仕事は免疫を下げる
・落車の擦過傷(を直す動き)程度でも免疫は下がる
・落車は表面上ちょっと破れてるくらいに見えるが内側も傷だらけ(打撲等々)
・精神的な揺れは免疫を下げる

これらの要素を勘案すると
レース前の緊張状態に落車でトドメを刺したのでは?とのこと。

クソコーチからも
・落車後は無意識か焦りを感じさせる雰囲気があった

自分でも
今回の沖縄は生涯で初めて「勝ち」を意識したレース。
ライバルに付け入る隙を、チーム員に不安を、与えないためにあえてネガティブなことは外に言わない・書かないで自分の腹で食べ尽くす

なんてことを考えていたので

ストレス要因はいくらでもあったな、と。
加えてCTLの伸び悩み、体重の戻りを恐れて理性的でない無駄行為がいくらかあったようにも思える。


対策(自戒含め)


・レース前に転ぶな(当然)
・もしアクシデントあっても全ての数値計画は白紙→それ以上悪化させるな
・気持ちの揺れを正しく処理せよ

・そうしないとすぐ「免疫」は貴様を裏切るぞ


というところでしょうか。


おまけ

パワーデータ供養
今回は転んだしペダミミに取り上げてもらえそうにないのでw
自分でデータ供養




あまりに上がりすぎてハッピーメーター言われてるの悔しくてSRMまで導入。
あまり変わらなかったので大体正しいと思いたい。

相変わらずインターバルを好きになることは微塵もないですがインターバルに世界を救われているのは間違いなさそうです。
というか、ここまでパワー上げたからこれを沖縄で思いっきり爆散させてきたかったなあ。


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