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フォロワー数表示のない『stand.fm』から考える、フォロー基準の変化と今後

これまで、音声配信アプリの『spoon』や『Voicy』を利用していますが、最近、配信はまだしていませんが『stand.fm』の利用も始めました。

YouTubeなどで動画を観る需要はまだまだある一方、在宅勤務でラジオを聴き始めた方も増えてきているように、音声配信から情報を得る需要が高まってきています。

動画は手を止めたり目を向けたりする必要がありますが、音声配信はそうではなく、やりたいことをしながら流し聴き出来るのが利点ですね。そういった点に魅力を感じる方が増えてきているとも言えます。


そんな風に、時代の流れに乗れるコンテンツですが、特徴的なポイントがありまして、タイトルにもしている通りフォロワー数(およびフォロー数)表示がありません。厳密には、自分だけフォロワー数(およびフォロー数)を確認出来る仕様となっています。


noteもそうですが、当たり前のように表示されているフォロワー数が表示されないことで何が起きるかというと、フォロワー数で安心感や信頼度を判断出来なくなるということが起きます。

無意識のうちに「フォロワー数が多いから、この人は大丈夫だろう」「フォロワー数が多いから、きっと凄い人なんだろう」「フォロワー数が多いから、とりあえずフォローしてみよう」とフォロワー数で判断していたことが、フォロワー数表示がなくなることで出来なくなります。

フォローする判断基準が1つなくなるということです。

じゃあ、何を基準としてフォローするのかというと、

【1】配信しているコンテンツの量
【2】配信しているコンテンツの質
【3】配信者自体のブランディングや価値

これらを基準にしてフォローすることになります。

私自身、これらを基準にしてフォローしています。

フォロワー数で判断するという基準がなくなることで、世にいう有名人以外の評価や判断基準はフラットになり、次のようなことが生じます。

・素人やネームバリューのない人でも活躍出来る可能性がある
・コンテンツの量や質が正当に評価される

というようなことです。

【3】配信者自体のブランディングや価値に関して言えば、有名人やそれこそ別の媒体でフォロワー数の多い方などが該当しますが、それ以外は【1】配信しているコンテンツの量【2】配信しているコンテンツの質がフォローの基準となるため、言ってしまえば、コンテンツそのものがフォロー基準になります。


「コンテンツそのものがフォロー基準になる」

これが、フォロー基準の1つの大きな変化です。


そして、フォロー基準がこのように変わるということは、配信者側はよりコンテンツの量や質に力を入れる必要が出てきます。フォロワー数が表示されないならコンテンツの量で、1コンテンツの質で、安心感や信頼度、そして期待を得ていくこととなります。


これ、すごく良いものだと思いました。


例えば、毎日続ける人の頑張りがそのまま判断基準になったり、あるテーマについて深く語れる知識やトーク力がそのまま判断基準になったりするからです。

こういった点で良いものだと思いながら、コンテンツの量や質を意識して日々高めていかなければならないとも思っています。


コンテンツの数や質が高まるのであれば、サービスを提供する側もフォロワー数を表示しない方がよりよいサービスになるので『stand.fm』にとどまらず、これからフォロワー数の表示がないサービスがどんどん出てくるかもしれません。

そうしたときに、フォローされるためには、コンテンツの量や質が鍵になるため、コンテンツを配信する側は自分をさらに高めていく必要があるでしょう。



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