見出し画像

群ようこに救われた話。

初めての投稿を見てくださってありがとうございます。
パソコンが固まって動かなくなったので、スマホの小さな画面を人差し指でポチポチと打っております。


きっかけは日記から

 昔から日記を書くのが好きだった。
主に学校の友人関係の愚痴を書いてはコミュニケーション下手な自分のもどかしさを書き殴ってストレス発散したり、
好きな人との出来事を書いてときめきを思い出したりと 
今振り返ると私にとっては情緒を安定させるために必要なアイテムだったなと。

 高校3年生のときにAmebaブログを知って日記からブログへシフト。4年くらいやったかな。
その頃は個人情報も気にしてなくて、誰でも見られるのに友人や恋人の名前なんかも普通に書いてて我ながら危ないことしてたなって思う。
(現在は削除済)

 29歳頃から体調が崩れる日が増えて備忘録的にノートに書いてたんだけど
見返しても楽しくないなと思い、1年前から罫線がない真っ白なB5サイズのノートに落書きのように日記を書いている。
毎日書かなくていいし、文章だけじゃなくてイラストや切り抜きを貼ったりできる自由さが続けられている理由だと思う。

ノートも三冊目に突入した。

本が好きになった始まりはエッセイから

 元々幼少期から本は好きだった。
話の中に没頭するのも好きだったし
辞典の透けるような薄いペラペラの紙質が気に入ってずっと捲っていたり、
従兄弟が物語を読んでくれる声の発音がムズムズするけど好きだったり、五感で本を楽しんでいた。

 小学生になって、小説を読んでいる父がかっこよく見えて自分も小説を読んでみたいと思った。かっこいいっていう理由だけで。笑
その時に買ってもらったのが

【さくらももこ著/ももこのいきもの図鑑】
【さくらももこ著/そういうふうにできている】

 特にももこのいきもの図鑑は、途中にカラーの見慣れた優しいタッチのまるちゃんのイラストがあるので読み進めやすかったし、
内容もクスッと笑える内容や短編集のような感じなので小学生の私にはとても読みやすくて、カバーがボロボロになるまで何度も繰り返し読んだ。
文庫本デビューにもってこいだと思う。

 あと何といっても文庫本やどの本もそうだけど、
小さな文字がたっぷり詰まった分厚い本を自分で読めたっていう
一種の〖達成感〗が本好きを加速させた気がする。

幼少期の本のエピソードはまた別の記事で話したいと思います。
書きたいことたくさんある!

落ち込んだ時に寄り添ってくれた本

 29歳のとき、家族と義両親と韓国旅行をしていた夜に今まで経験したことのない胃の痛みが起こり病院に行った。
(旅行保険に入っといてよかった)
とりあえず胃薬を飲んで帰国後内科へ行き、検査のために初めて胃カメラをした。
嘔吐恐怖症な私にとってはそれはもうパニックになるほど辛かった。
検査の結果は軽い萎縮性胃炎。ちなみにピロリ菌もいた。

 そこから年々今までになかった身体のガタがあちこちに出てきた。
ランニング後に股関節の痛みが続いて色々検査したら臼蓋形成不全だったと判明したり、
髪をキレイに乾かそうと思い、重たいドライヤーで髪を乾かした後
手首が痛くて検査したら手首の関節の炎症が酷くて水が溜まっていたようで
半年以上手首にごついサポーターを装着したり、
胃腸が弱くなったせいか、今まで平気だった食べ物でアレルギーが出るようになったり、あせもから酷くなって貨幣上湿疹という痒くて治りにくい蕁麻疹をこじらせたようなものが体に出るようになったりと

 今まで若い筋肉や代謝で、知らないうちにカバーできていたものが
徐々に、でも確実に、無くなっていっていることを嫌でも自覚させられる体の変化が起きている。

 そうなると必然的にメンタルにも影響が出る。
転勤で見知らぬ土地に来て、人見知りで人関わることが苦手な性格も相まってどんどん自分の身体の不調が気にかかり、怖くなってしまった時期があった。
今考えれば「心気症」「病気不安症」になっていたと思う。

生活を送るうえで不安を感じることは誰でも見られることがある正常な感情ですが、過度な不安を感じてしまい自分自身でコントロールできなくなると社会生活に支障を生じるようになります。このような状態を不安障害と呼びます。不安を感じる対象や症状の出方はさまざまであり、全般性不安障害やパニック障害などのさまざまなタイプが含まれます。

不安障害について | メディカルノート (medicalnote.jp)

「今の症状が一生続いたらどうしよう」「酷くなって体が動かなくなったらどうしよう」っていう考えばかりに囚われて、老いることの恐怖がすごく大きくなってた。

そんなときに図書館で偶然見つけたのが
【群ようこ著/肉体百科】
【群ようこ著/ゆるい生活】
これはもう気に入って後日購入した。

DVDまで買った「かもめ食堂」や「パンとスープとネコ日和」の原作者だったと後に知った。これは運命!←

 老いや病気が怖いと感じるのは「不確定でよく分からない」からなのではないかと思った。
でも群さんの上記の本を読んでいると、フッと笑みになるようなエピソードも含まれながらも必ず訪れる「老い」がこういう風に出てくるよ、でもこんなもんだから大丈夫だよと教えてくれるような内容で、
まるで励ましてくれているような気持ちになった。

 単純なもんで、少しずつ体の痛みが取れてくるとメンタルも波はあれど少しづつ落ち着いてきた。
でも20代の頃のように無理はできなくなったから、自分の身体と相談して上手く付き合っていかなきゃだなと感じるている。
これも老いを受け入れる一歩かなって。

おわりに

 このnoteを始めた理由も、日記の延長線のような気持ちで書いています。
普通のそこら辺に歩いてる(基本は家にこもってるけど)30代女性がどんな風に頭の中を巡らせているかをふらっと見に来てくれると嬉しいです。

☕こちらの記事も良かったら…+*'

ご覧いただきありがとうございました。
良ければフォローで応援よろしくお願いします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?