勉強できるようになりたい、というか、なった

資本主義社会でよ〜勉強は無料だ! 死ぬほど勉強して圧倒的に優勝したい。とりあえず勉強すると脳汁が出る。できない自分に死ぬほど腹が立つがキレ散らかしながら勉強する。勉強するがなにもわからないのでできねーことが山積みになっていく。とりあえずノートに書き殴ったはいいがなんもわかんねえ。このよくわかんねえ記号の山は何??? この謎の英語の意味は何??? 発狂する。発狂して俺はもうダメだ〜などと絶叫しながら家で不貞寝している。シャワーを浴びたり散歩したりストレッチしたり瞑想したりするが何も浮かばない! 記憶もできない! なんもわから~ん、俺はもうダメだ〜ぽやしみ〜ひきこもり絶対ジャスティス、グッバイ宣言。しかしある日! 突然! 全てが繋がる! 激震。俺はこんなことも分からなかったのか! は? いや俺はひょっとするとはちゃめちゃな天才かもしれない! 世界の〈真理〉と脳が接続する感覚。見えちゃいけない領域が見えちゃう感覚。確変。この瞬間がヤバい、どんな麻薬よりエグい。

俺は感覚でしか勉強できない。できるようになるのは突然だし、やってきたこととできるようになったことはあんまり関係なかったりする。パターン認識が人よりいいこと以外あんまり理屈で説明できない。

とにかく勉強ができないので最初はメタ勉強をした。つまり勉強の勉強をした。例えば工場を考えてほしいんだけど、工場の生産効率って最初の段階に依存するじゃないですか。てなわけでNLPとか認知行動療法的なものを取り入れて勉強へのアレルギー反応を死ぬ気で抑圧した。勉強は苦痛だ。今でも苦痛だ。暗記などはらわたが煮え繰り返るほど嫌いだし聞いただけでも反吐が出そうだ。しかし、考え方を変えてみる。生活の知恵だと理解する。日常の延長にしか勉強などというものは存在しないのである。英語で知らん外人と話せたらかっこいい→やってみる→通じない→死ぬ気でコミュニケーションする→なんか通じる…。みたいな素朴な経験を積んでいくしかない。数学もしらねーけどベクトルとかいうのが使えるとプログラミングに役に立つらしい。トホホ、とにかく、だ。当たって砕けろをモットーにしている。自分の成果を出すことに恥を覚えない、勉強成果はどんどん人にひけらかす(要するに教えあうなどの意味)実践する。実践しない勉強にガチで意味はない。そんなもん俺が死ぬほど嫌いなクイズ番組に出てるようなひとがやるお上品な勉強方法だと思う(俺は負けず嫌いだからクイズ番組が見れない!)。使うことにしか意味を感じない。知らん単語は抜書きにしてあとからエッセイにして知的ぶるとかさ、そういうことに喜びを感じてもいいと思う。俺は。

座学とかいうけど座って勉強したことない。うろうろ歩き回りながら勉強する方が頭に入る。いや座ってることもあるけど基本的にはうろうろしている。ADHDDHSJSKDDなのかもしれん。昨日の自分より明日の自分の方が先にいたらそれは素敵なことだと思うよ。俺は行儀が悪いから飯食いながらでも酒を飲みながらでも普通に勉強する。本も無意味に買い漁る。無駄にした金もあったと思うが、それも含めて勉強代だと思う。勉強するといい気分になる。自分がちょっと好きになる。自分が好きになるのって大事だと思う。とにかく勉強すると自己肯定感が少し上がるので勉強している。大人になっても勉強し続けている。なんとなくいいことがあったりする。勉強した英語のお陰で海外とかで意外と就職できたりする。いいことだな~って思う。結構忘れたりもする。もう何回目おんなじこと勉強しているんだろうって思うときもある。機械学習なんてちっとも頭に入ってこない。それは生活に活かしてないからだと今ならわかる。生活に使わなきゃだめだ。生活に根ざした勉強が必要だ。

とりあえず勉強を生活の一部に組み込むことができればあとはPDCA回していくだけだ。Plan Do Check ActionというがPlan Do Do Do Do Do Do Do Do Do Check Actionくらいでいいのかもしれん。実行したほうが正義だ。でも計画も同じくらい重要だ。無計画な勉強では何も得られない。結構最終的に鳴りたい目標みたいなのが大事になってくる。ことさら勉強に関してひとの感覚は全く当てにならない。他人の言っている勉強時間とか全然参考にならん。その百倍ドブに捨てる覚悟でやったら結果的に百倍できてたりする。

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