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海外の友人たちから学んだ自分を好きでいるスキル

すこし前に、1年半ほど生活したイギリスから日本に帰ってきた。

「あれ、ちょっと太った?」

実家に帰った時や久々に会った友達からそう言われて、「あ、そうかも!」と今更ながら実感していた。イギリスを離れたのは11月末。2度目のロックダウンが始まって3週間目だった。イギリスは寒くて天気も悪くて外出するのが億劫になりやすい環境の中、ロックダウンが追い打ちをかける形で不必要な外出ができなくなった。

日本に帰ってからも2週間の自主隔離。そりゃ太る。間違いない。実際この1年半で3キロほど体重が増えていた。

とはいえ、それ以上特に何も感じていない自分がいた。別に今の自分でも、私は私のこと好きだなって思えていたから。

イギリスでの生活は、外国人の友達がたくさんいた。イギリス人やヨーロッパ系の人たちだけなく、アフリカや南アジア、東南アジア、中東、、、そんな人たちに教わったことは、たくさんのセルフラブ、セルフケア。

BE Yourself ! Be Original! Love yourself as you are💛
自分らしく!ありのままの自分を愛してあげて。

ふくよかな体型もとても魅力的だな~!あんなお尻ほしいな~!とか思わせてくれるほんっとに様々な体型の友達がいた。本当に日本の「痩せ=美」という感覚が完全に破壊された。そして男性たちも、それぞれの体型に美を見出しているところも自分には新鮮だった。いろんな体系の人たちが素直に自分の好きなファッションを楽しんで自信にあふれている姿が本当に眩しくて。

だから、確かに私は一年前よりちょっとムチッとしてるけど、「うん、それで?」くらいの気分。

そして昨日実家で化粧していたら隣で妹が「姉ちゃん、顔黒!!!」と一言。

そういえば、イギリスでは美白が美しいとかそういう概念がない。日本みたいに美白効果を謳ったスキンケアもない。そしてそもそも化粧する習慣がロックダウンで完全に飛んだにも関わらず、すっぴんで毎日外にお散歩に行くことを習慣にしていた。あの太陽が出ていないイギリスでも、まさか日焼けするんだな。紫外線、おそるべし。もともと私は色白肌だったので確かに日焼けしている事実に驚きはしたけど、「うん、それで?」くらいで終わった。確かに妹の顔と比べてすごく黒かったんだけれども。
それを言われて、「あ、色白至上主義だったな、アジアは」と思い出した。

私はイギリスで出会った友達に言われ続けてきた、

化粧は他人の為にするんじゃなくて、自分の為にするものよ☆

って言葉にもめちゃくちゃ感銘を受けていた。自分の気持ちをあげる手段として、自分の為にすること。自分を相手にこう見せたい、とか自分自身を表現する方法の一つなんだから、それを社会から「化粧はマナーだから」と言われてやるのはおかしいよね。その言葉がめちゃくちゃ腑に落ちた。

「太った」「顔黒い」とか、日本人女性にとったら悪口か!と思われるような言葉なんだけど、私は「それはそれでいいよね」とすんなり自分のことを受け入れることができた。

こんなこと言われたら、過去の私なら「体重落とさなきゃ」「美白頑張らなきゃ」と思っていたと思うけど、自分自身で良いんだし、どんな体系でも肌色でも自分に自信を持てることの方がよっぽど素敵だよ。って、この核心に気づかせてくれた友人たちは本当に私の人生を変えてくれた大事な存在。

社会から知らず知らずのうちに刷り込まれているこういうちっちゃな「呪い」から解放された意味で、やっぱり海外での生活に大きな意味があったと思う。そして今世界は人の多様性や個性に価値を見出し始めてきた中で、こんな呪い早く消してしまいたいと思って、今これを書いている。

モデルさんもいろんな人種や体型の人たちが起用されるようになってきた。

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https://www.instagram.com/p/CIL-Ie6F4M-/

だからあなたはあなたでいることに価値があるんだよ。
そして自分が良いなら他人の為に頑張ることもないんだよ。

ってことで、私は特にダイエットはしないし美白もしない!


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