メモが”魔法の杖”となり、☆魔力☆を手に入れた!のだがね
最近「アウトプット」思考が流行っているのか、常識となってきているのか、やたらと見聞きすることが多くなった感じがする。それに便乗して自分も「アウトプット」するにはどうするか、と頭を抱えている日々…。
とはいえ、正直アウトプット自体、自分は得意じゃない。それは行動力の問題でもあるし、思考の問題でもあるし、性格の問題でもある(別に性格が悪いと自分で断言しているわけじゃぁない(-_-;)。インプットの割合の方が圧倒的に高くて、なんだかそれだけで勝手に満足感らしき感覚を得ている。
インプットの意味でメモを取ることは、今までも比較的実践してきたことである。勉強ノートは何かしら分割して書いたりするし、資料やレジメには直接ごちゃごちゃと書きたがるし、気に入った本には直接メモしたりするし、そうでなければ付箋を貼って落書きしている。そう、これがいわば「記録のためのメモ」でしかなかったのだ。
先日「メモの魔力」を読了(めずらしく、集中して読み切った)。正直本に出会うまで、前田裕二氏やSHOWROOMについて全く知らなかった(どんだけ狭い世界で生きていることか…)。
メモには
①記録のためのメモ
②知的生産のためのメモ
の2つがある、と記されている。
「記録」ではなく「知的生産」のためのメモ術
この本の中核をなすワード、それが
FACT(ファクト)→抽象化→転用
ファクト:見聞きしたあらゆる情報、事実、インプット事項
抽象化:一般的な概念、応用可能なレベルまで思考する=知的生産プロセス
(What、How、Why…を用いて掘り下げる)
転用:アクション、アウトプット、ToDo
ざっくりこんな感じ。つまり、今までやってたメモ=記録のためのメモは、「ファクト」止まりであったということ。
それはそれで、意味がないわけではないけれど(情報伝達、記録、といった観点では)、人間の頭脳がもつ「生産性」を発揮するためには次の「抽象化」とさらに行動レベルの具体に落とす「転用」が重要であるというわけだ。
実はこの思考過程、今まで生きてきた中で自分も無意識的に行ってきていることではあるのだ。
「今日学んだこと、現場でやってみたらいいな~」
「めっちゃ感動した!元気もらった、明日から頑張れる」
ただ、ほとんどメモには残ってないよね、つまり言語化されないまま、宙に浮いた状態で脳みその中に消えていっている、ようなものだ。
重要なのは言語化して、可視化すること、それこそがメモといえるのではなかろうか。さらに、抽象化の段階でとにかく思考を深める。
自分の「言語化されていない深層意識」に目を向けてみることです。
この思考プロセスを「意識の抽象化」と呼んでいます。(中略)
そこから滲み出てくる思いを逃げずに言葉に変えていくという作業です。
早速、ノートにメモ開始、りあえず読書感想。
メモの魔力が「自分」を教えてくれる
すべてのノウハウを超えて最も知るべきことは、自分を串刺しにする本質的な人生の軸、です。
日常的なメモを実践しながらも、それ以上にメモの魔力が発揮されるのが「自己分析」であるという。思考プロセスは同様であるが「自分は何者か」「自分は何をやりたいのか」という、人生における最大のテーマともいえる「人生の軸」が明確になっていく、らしい。
そう、まだ自分は自分らしい「人生の軸」を見いだせていないのである。だから、やけにこの本に惹かれたのかもしれない。
「自分はこういう時に幸せを感じやすいから、こんなゴールを持ったら、すごく楽しくなりそうだ」
自己分析をしておくとこんな風に目標、果てには夢を設定できるのだ。
あ、この感じすごい好き、と思った。その感覚を得るために、自己分析をうんと掘り下げていかなくてはならない、人生プランを考えていくためにも。
特別付録に【自己分析1000問】が載っている。自己分析を過去、現在、未来を通じて思考する「自分を知るための問い」である。書籍だけでなく、SNS上でファイルから見れるようにもなっているそうだ。
急には取り組まず、自分は少し寝かせておこう(おいっ)。
「想い」と「思い」の違い
「対象に対する想像力の深さ」によって、思いか、想いか、が決まります。「想っている」は、より深い想像力で対象のことを考えている、という状態です。
強い想いには、具体的なビジュアルイメージが伴うものなのだ。頭でぼんやりと描かれるものでなく、具体的に見る映像のように思い浮かべることでより言語的に表出されやすくなるし、その強い想いで現実味を帯びてくるようになる。そして転用された行動によって、仲間ができたり、つながる道ができてくるという。
今の自分にとって、強い想いでもって叶えたい夢が何か、しばらく模索していくつもりである、しっかりと映像に見えるまで。
こちら、本の紙表紙をめくって、本自体に印刷されている表紙。初めきれいな色合いの表紙だな~( *´艸`)ってウキウキしたのもつかの間、
これ、全部メモやんっ!( ゚Д゚)
って気づいた瞬間のテンションの上がり様!
前田氏の最後の言葉から人柄といい、細部までこだわってる本のデザインといい、なんだか優しさを感じられた。
さて、ここまでのアウトプットに3時間以上(苦笑)noteを始めてみたけれど、なかなか苦戦しそうだな…(;^ω^)
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