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地域の祭りを再開してみた



地域のまつり。コロナ禍で随分とできなくて。おおよそ4年ぶりの開催となった。3年前から、公民館主事で関わるようになってたので、この辺再開するか?みたいなのは、毎年議論になってました。

実行委員の負担が大きいことや、予算の面、少子化の影響とか、公民館自体の身の振りも考えないといけない時期にも差し掛かり、ネガティブな判断材料も決して少なくありません。
しかし、判断するにしても、コロナで中止で、「そのまま終了していいという、祭りでもない」という、意見と6地区が交流して地域振興をはかる一つの象徴であるお祭りは再開してから議論するのがよいという判断になりました。

主事で、過去のお祭りの運営経験はないのですが、近年イベント主催で関わってるのでノウハウはまあまああったので。ちょうどまとめやくという立場だったので、この辺運営や内容の面を地域の意見を踏まえて改善を図ってみました。

協賛を集めてみてわかった「地元のために。。。」という思い

まず、協賛を募ってみました。
いままでは、御樽がある感じだったのですが、補助金がなくなったら開催が危ぶまれるので資金面の改善を狙ってやってみたという感じです。

実際やってみて思ったのは、地元の企業さんの、「いつも地域にはお世話になってるから」とか「地元のために」など、協賛にすごく協力いただけたところです。これはお金以上に、4年ぶりのお祭り開催へのモチベーションにつながりました。はじめて協賛を募ったわけですが、4〜5社かな?と思っていたら20社近くと、予想以上に集まりました。

このお祭りは地元で必要とされてるという機運を感じたわけですよね。


お祭り再開にあたって改善したポイント


まず再開にあたっては、これまであった不満点はできるだけ改善することにしました。オペレーションの変更は、中止期間があった方がやりやすいし、「前はああだった」みたいな苦情もきにくいですよね。
実際に、オペレーションは改善があってたと思いますが、基本的に人海戦術的な仕組みのなかでのオペレーション改善だから、結局人が結構いるみたいな流れになりがちです。こういった、昔の状況と今の状況の歪みをルールで変更するてのが一番大事かなと思います。実際、きくち未来編集部のスローデイとか、カレーフェスとか無茶苦茶少ない人数でまわしてますからね。

大きく着目したのは3点です


・実行委員の負担軽減


会議回数を1回に減らしました。人気が微妙だった盆踊りをやめました。
単純に、少ない説明で十分に機能する様にしました。あと、全員集まるのって非常に労力もいるし、必要情報が伝われば少ない回数で終わらせられるわけです。

そして、動員を減らしても大丈夫な様にオペレーションを見直しました。
全部は無理ですが、人手不足の社会なので安易に人海戦術に頼らない方法を検討しました。この辺はマインドセットなので、「昔はこうしてた。。。」という考え方をもう一度考え直せる様にしたかんじですね。

・コストカット


時代によってコストがかかるものは変わります。例えば、チラシとかはオンラインツール簡単に安く作れる様になりました。

逆にインフレで一個一個値上がりしていて、夜店の仕入れ値があがったりしてました。
安っぽくはならない様に注意しながら、コストは削減しました。
「昨年してたから」とかそういう、意図があいまいなのはカットですね。
抽選会の景品とか、予算を抑えた上で選ぶみたいにしました。

・地域の飲食店からの出店

今回のポイントでもある、地域の飲食店に出店してもらったてのは結構大きかったですね。夜店は実行委員がやっていて、特に食事面は非常に負担が大きかったんですよ。仕入れから当日の準備・販売まで。売り上げても特に身入りがあるわけでないから、人気のお店はただ大変なだけw というながれだったので。

地域の飲食店から出てもらえるなら、負担が大幅減だし、なにより美味しいw

この辺の交渉が大変でした。盆の土曜日に出店を集めるのはなかなかハードルが高かったですねw
4年ぶりの開催で、集客が不透明になった状態で、人気のお盆の土曜日に店を閉めて出店してもらうのは、なかなか首を縦に振ってもらえませんでした。w

が、「地元のためにしてやろう」という稀有な飲食店に出店してもらいました。


来客は例年通りの参加で、今年は子供が多かった


小学生も発表の場が出来て喜んでました

結果から言うと、盛況でした。
開始から、多くの地域の人たちが来場し、夜店でどんどん購入して。
時間内にどのお店も完売しました。特に、飲食店は心配していたのが解消されて非常によく売り上げたので、来年も出店していただける好印象でした。


子供に定番を体験してほしい


「子供達に夏祭りの定番を体験させたいなぁ」とおもって射的やヨーヨー釣り、ラムネ飲み大会、ビンゴ、火起こし体験、花火など、充実させました。

結果、子供の滞在時間が長く設計できたことで、親の滞在時間も長くなって、頼んだ夜店の売上につながったようでした。

馴染みのあるアクティビティに夢中になってる、子供たちをみて祖父祖母も「TVゲームばかりの子供たちも、子供の頃の遊びの射的とかすごい夢中になるんですね」とか体験に夢中になってる子供さんたちの姿を楽しんでいました。

浴衣姿とか、ヨーヨーとか射的とか、こう言う場じゃないと体験できませんからね。やれてよかったかなと。

canva大活躍!!

とにかく早く、そこそこのデザインのチラシが欲しいと言う時にCANVAがめちゃめちゃ活躍しました。お店のポップとかその典型で、ちゃちゃちゃ!と作れるのはマジ神ですね。


日本語フォントの種類もよい

今回もマジ助かった。


子商いとかも企画出来そうなんだけど、これはまた来年に持ち越しだなぁ。

ではでは。


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