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【インド生活🇮🇳】雑穀バジュラの季節がやってきた!昨日まで畑いっぱいに育っていた1日でゼロに。

スーパーフード「バジュラ」と私の出会い

インド人と結婚したから出会えた「バジュラ」という雑穀。
義父母の故郷であるラジャスタン州が主な生産地で、
北インドの冬の定番食材。

雑穀に目がない私は
初めて食べた瞬間から
好きな雑穀の1つになりました。

バジュラの効果と食べる時期・食べ方

ベジタリアンのタンパク源にもされるほど、タンパク質が豊富で、
ビタミンBや食物繊維、リン、マグネシウム、鉄なども
豊富
に含まれています。

ただしこのバジュラ、
インドのアーユルヴェーダで的に、
体をとても熱くする食べ物
暑い時期には絶対に食べません。

ヘルシーフード大好きな私は
健康のために毎日食べたいところですが、
グッとこらえて寒いシーズンだけ、いただきます。

義父母はこのバジュラで、
インドの主食「チャパティ」を作ったり、
インドのお粥「キチディ」を作ったりしていました。

ちなみにこのバジュラ、
英語で「パールミレット」
日本語では「トウジンビエ」
という穀物のようです。

近所にたくさん育っていたバジュラが1日でなくなった!

私たちの近所の畑には、最近、
たくさんのバジュラが
ところせましと育っていました。

ある日、買い物ののため、
お昼頃に3人で出掛けて、
夕方頃に帰ってくると、
畑にあったはずのたくさんのバジュラが
キレイさっぱり無くなっていました。

小さなトラックに溢れんばかりのバジュラを積んでいた
1人の老人に声をかけると、
収穫の時期が今頃だそうで、半日で全て刈り取ったとのこと。
農家さんのパワーはすごい!

バジュラ農家のおじいさんから学んだ寛大さ

さらに、そのバジュラを1つもらえますか?
と尋ねると、6本のバジュラを豪快につかんで
私たちにくれました。

私は主人に、
お金を払わなくてよかったの?
こんなにたくさんもらって大丈夫?
と尋ねました。

大丈夫。
インドでは、畑のものを勝手に取っていっても
怒る人は誰もいないよ、と。

日本の感覚では信じられない。

この時、私の頭の中には日本で起きる
外国人に野菜や果物が盗まれる事件が浮かびました。
感覚、価値観が異なるだけで、もしかしたら、
当事者にとっては悪意がないのかもしれない。

賛否両論はあるかと思いますが、
私はこのおじいさんとインド生活を通して、
これからももっと、いろんな国の文化や価値観に触れながら学び、
年を重ねても視野を広く持ち続けたいなと思いました。

収穫されたバジュラが市場に出回るまで後少し。
待ちに待ったバジュラシーズンを謳歌して
北インドの寒い冬も元気な体を作りたいです!

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