映画「偶然と想像」昔の終わらなかった恋愛を思い出す
映画「ドライブ・マイ・カー」の濱口竜介監督作品「偶然と想像」を鑑賞した。
パンフレットに「短編集」と書かれていた通り、3つの短い恋愛と性愛に関する物語だ。それぞれの話に特につながりはないが、どれもが現在の日本社会の縮図を表しているようでもあり、不思議だけれど、どこか身に覚えのある話ばかりだった。
対話形式で進行していく作風が、エリック・ロメールや、(少しタイプは違うが)ビフォアサンライズなどを思い出させてくれて、私の好みだった。
この作品を観た直後は、前作の「ドライブ・