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魚と電車の夢

最近、夢日記をつけている。理由は様々だが、それはおいおい。
とにかく、その日記の中で頻繁に出てくるフレーズが、この「魚と電車」である。
どうにも、わたしはこの2つをよく夢に見るようだ。

まず魚の方は、大抵は泳いでいない。
だいたい死んでいる。

この間は、漁港のあのコンクリートの岸(フジツボがたくさんついているようなところ)から、大きな大きな魚の死骸を見下ろしていた。
魚だったんだろうか、あれ。くじらのようだったけれど、明らかになにかが違った。正確にいうのであれば、魚のような未確認生物なんだろうか。
事実のみが記憶に残るばかりで、光景はいまいち覚えていない。

それから、ビート板のような素材で、かつとても分厚い直方立方体の物体を、皆が「魚の切り身」と呼ぶ夢も見た。魚屋(のような施設)だ。
色は黄色、青、ピンクとあり、黄色は側面が茶色くて、まるでカステラみたいだった。ビート板を置くラックに、それらは置いてあった。
皆がそういうし、魚屋の店員でさえ、あれは魚の切り身だと言う。だからだんだんわたしも「ああ、あれは魚の切り身なんだなぁ」と思うようになっていた。
そのせいで、弟からプールに行った話を聞いた時、ビート板の話が出て、思わず「ああ、魚の切り身」と言ってしまった。
もしかすると、その話を聞いたときも夢の中だったんだろうか?
もうわからない。

次は電車だが、これもバリーエーション豊かだ。
電車をプラットフォームで待つ夢、電車に今まさに乗り込もうとしている夢(あれは入り口が新幹線ぽかった)、電車に乗っていて車窓を眺めている夢、あと一番直近だと、電車の車両が運河に落下するのを傍から眺めている夢だった。
これが一番訳がわからないと思うが、本当に車両がレールから外れて、どぼんと落ちたのだ。電車は電車でも、モノレールぽかった。わたしは展望台のようなところからそれを見ていた。運河の波がうねり、ついで車両は運河の底について立ち上がり、そして展望台の方に倒れてきた。皆逃げた。わたしも逃げたけど、不思議と怖くなかった。

夢占いのサイトによれば、魚は吉兆の証、とか、電車は疲れている証拠、とか色々書いてある。まあ、四六時中疲れていない時はないし、吉兆の証…まあ、いいことは適度に起こる。そういうことなんだろうか。

でも大体の夢占いのサイトでは、魚はたいてい生きているし、電車は落下しない。
わたしの夢の中では、魚も電車もちょっと奇想天外すぎる。

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