どんな事も最初から否定せず、一度受け入れて自分の中で咀嚼してから判断する。

刑務所にいると色々な事を深く考えるようになり、答えにたどり着くことがある。

今日もまた・・・

人生において一番重要なことだと気がついた。

きっかけは様々な哲学本やビジネス本。

当たり前だけど・・・本には著者の体験や考え方が綴られていて、本を出せるくらいの世間的な成功を収めた方々の知恵がたくさん詰まっている。

それをどう読むかによって、自分の人生は変わってくると考えた。

最初から斜めの目線で、そんなことはないだろう、あなただからできたと思いながら読むのと、凄いな。私も同じようにやってみよう。と思いながら読むのとでは天と地ほどの差が生まれると思う。

先日購入した本。AKB48のメンバー指原莉乃さんが綴った「指原の逆転力」

さしこは凄いなと思った。自分を客観的に見ていて、自分のプライドは捨てて人のアドバイスをなんでも素直に吸収している。カメレオンのように全ての場面に順応してる。気持ちの持ち方がとても柔らかい。まるで海綿。

なかなか出来ない生き方だから、なかなか出来ない人生を歩んでいるのかもしれない。

人間って自分が正しい、自分が全てと思いがち。人の意見を聞いてもそれをやらない人が多いけれども、素直にやってみる。プライドも捨てる。だからうまくいく。簡単だけど出来ないことをやることが、うまくいく法則なのかもしれない。

アドバイスはその人の経験による言い伝え的なもの。先人たちの言葉はどんな時代になっても一度受け入れて咀嚼してそこから判断するべきものだと思う。

そして、どんな時も今の自分を受け入れる。今の自分がダメならダメでいい。それを素直に認めて、ダメじゃなくするにはどういう方法をとったらいいのかを想像することも大切なんだろうなと思う。

今、取り組んでいる高卒認定試験の勉強。大学入試の過去問を解いても平均点にも満たしていない。これが今の実力。現状を受け入れて、参考書の読み込みを増やし改善させる。

それしかない。

やるぞ。必ずやりきってやる。

刑務所は自分と向き合うのには最適の場所かもしれない。

それをやらない受刑者は時間を無駄にしていると思う。

全ては順調に進んでいる。人生の成功に向けて。