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父の自己啓発本から考える「本当の天職の見つけ方」①

読み取り方を間違えると「余計に迷う」

僕の父は書籍を10冊以上出している経営者である。またお葬式という業界である影響もあり、スピリチュアルに近い部分について語ることが多い。その中で「天職」について語っていることも多くある。

父はお葬式の仕事を天職と語っており、葬儀業界の人間になってから一筋に、この業界の発展とお客様満足に尽くしてきた。この考えは本当に素晴らしいと思う。僕も尊敬している。

一方、父の本を読んだ方や講演を聴いた方(特に若い世代)が天職に対して読み取り方(読解力)を間違い、逆に迷ってしまう新卒の方も多いのではないかと僕は心配をしている。
父が最初から「天職」に出会ったと思っている人があまりにも多いのだ。

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「父は最初から天職を見つけたわけではない」

父は葬儀会社にアルバイトで入社をした人であるが、最初から天職だと思って入社をしていない。

本当に多くの知人によく聞かれるのだが「お父さんのように天職に出会いたい」という人がいる。
しかし父が最初に葬儀社のアルバイトを仕事に選んだ理由はご存知だろうか?

どの書籍や本人の講演でも自身がよく言っていることであるので、別に特別なことではないのだが、父は

当時「破格の時給」であったために、葬儀社のアルバイトを選んでいる。
当時本人は歌手活動を行なっていたため、その資金が必要だったのだ。
なんとも学生らしい普通の理由である。
そこには葬儀業界を変えるという精神は全くない。

最初から天職を見つけたわけではない。

自身が経験したアルバイトがそのまま「天職」になったのだ。

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結局やってみないとそれが「天職」かなんてわからない。そもそも個々の考え方がその職業や企業を「自身の天職」とするのではないだろうか?

黙って待っていても天職に就けるわけがない。
天職だと思って就職をしても社会情勢、会社の事情、人間関係で
そこは天職ではなかったということももちろんある。

常に学生のアルバイトをしたい会社上位にある「スターバックス」でさえ「合わない」と言って、辞めていく子も何人も見てきた。個人の価値観、背景事情で「天職にも、つまらない仕事にも、やってはいけない仕事」にもなる。

天職を見つけるためには、心の成長とその人だからこその「オリジナル」が必要だと僕は思う。


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