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フィービー・ファイロと服のシワ

 ついに出ました、PHOEBE PHILO…!ECサイト公開のタイミングは日本時間だと10月30日を過ぎていて、私は待ちきれず寝落ち。朝になって見てみると、もうすでにSOLD OUTの連続。画像に赤くフィルターがかかってよく見えない!くぅっ!!
 トップに貼った「Thank you for 〜」の画像は、先日PHOEBE PHILOのブランドサイトにアドレスを登録したときに出てきた画面です。まだ何も公開されていなかったので、待ってるのはこっちよ〜!、と思いましたが。

 今朝のXのTLにはさっそくフィービーへの想いや感想がたくさん並んでいて、その勢いにやっぱりさすがだなー!、と思いました。デザインはもちろんとても素敵なものばかりで、ドキドキしちゃいました。どれもかっこいい!また一方で、「あぁ…、また模倣品が出るんだろうな」という複雑な思いも湧き起こりました。

 Xでコメントされている方たちを見ると、色んな視点があって興味深いです。シンプルに「これいいな、欲しい!」という商品への感想のほか、ビジネスのやり方で見る人、サイトの作り方で見る人、色に注目する人、シューズなどアイテムごとに注目する人、うちの旦那さんみたいにパターンに注目する人。

私は、シワに注目しちゃいました。気づいた人も多かったのではないでしょうか、着用画像のパンツのシワ。アレについて私なりの解釈を書きたいと思います。まずは画像をご覧ください。

①これはセンタープレスがなくてもいいようなパンツに、あえてプレスをしているように見えます。左ポケットのフラップ付近のプレスがちょっと曖昧。
②とってもきれいなセットアップに見えて、左腿の辺りに潰したようなシワ。パンツをセンターの山に沿って畳んで、シワがある面を下にして、平らな状態で上からギュッとアイロンをあてるとできそうなシワです。
③これも、センターの山で畳んで平たくした状態でギュッとアイロンをあてたらつきそうなシワで、股のところをちゃんとせずに潰した感じと、ヒップを越えてベルトループのところまでプレス線が届いているのが特徴的です。
④これは、シワなのか跡なのか、反射でこう見えるだけか分からないのですが、それでも右ポケットの付近に見えるのはシワっぽい感じに見えます。

 なんでこんな「シワ」に注目したかというと、フィービー・ファイロはセリーヌの時も「あえてのシワ」「あえてのたたみ線」をデザインとしてやったことがあるからです。当時、バケーションや旅がテーマの一つだったコレクションでは、サテンのような素材にあえて折り線をつけて、「トランクに入れてきたら付いたシワ」を表現していました。それを踏まえて今回のPHOEBE PHILOを見ると、「…やったな、」と思うわけです。

 これらのシワを、「あえての」だとしたとき、フィービーは何を表現したかったのか、伝えたかったことは何か、と思いを馳せてみるわけです。この価格帯で、このビジュアルで、このデザインで、あえてのシワ…。いくつか想像をしてみるだけでも、これを理解しようとした自分がなんだかフィービーとの距離を縮められたようでうれしくも感じるのです。本当のところは分かりませんけどね。

 何はともあれ、フィービーのカムバックはうれしい出来事でした!

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