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劇場版ドラゴンボールの最高傑作

一度でもドラゴンボールを通ったことがある人なら必見である。
期待を裏切らないってのはこういうことだよ。

映画『ドラゴンボール超 ブロリー』感想です。

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過去の劇場版をブチ抜く桁違いの戦闘力

まずドラゴンボール超の劇場版である『神と神』、『復活のF』を余裕で上回る完成度。前2作が界王拳レベルだとしたら、本作はスーパーサイヤ人3である。

また、過去の劇場版を通してNo. 1といっても過言ではない。旧劇場版の作品は時間が長くないし、思い出補正もあるので、やはり過去最高といっていいだろう。

公開前から予兆はあった。

明らかに宣伝の力の入れ方がこれまでと違ったのだ。これまで利用していなかったであろう媒体含め、あらゆるメディアで宣伝していた。何より本作の敵は、ドラゴンボールファンなら誰もが強烈な印象を持ち、いまだ根強い支持を集めるブロリーだ。

ブロリーという史上最高の強キャラ

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このブロリーの描き方が良かった。
旧作でのブロリーには無かった人間味を加え、悟空たちと激突するまでの物語にも新解釈が入った。このアレンジが奏功している。キーパーソンとなる新キャラ、チライとレモも魅力的で、2人の存在がブロリーのキャラクターに厚みを加えている。

ストーリー全体を俯瞰してみれば決して内容の濃いものではない。
だがこれは新海誠作品ではなく、ドラゴンボール。ドラゴンボールという作品の枠組みの中では大健闘の出血大サービスである。

バトルシーンの作画が神

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アクションアニメの一つの頂点を観た気がする。作品の1/3はガチガチのバトルシーンで占める本作がすでに高い評価を得ているのは間違いなく戦闘シーンの作画が素晴らしいから。ずっと観ていても飽きない完成度だからだ。最強の敵、ブロリーを迎え入れるにあたってここが手抜きだったら目も当てられなかったが、そんなことは杞憂。ブロリーが最大限に活きた。

噛ませ犬じゃないベジータ

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ベジータファンの人はリピート観賞待ったなし!というぐらいにベジータがカッコいい。もはや悟空の噛ませなんて役割ではない。

特にやばかったのは赤髪のゴッドベジータ。この映画のために出し惜しみしてたなとすら思える神々しさだ。ゴッドに変身する流れとそこからいったんはブロリーを追い詰める余裕の戦闘モードはキッズたちも感涙なのである。

あと、前作ではラスボスだったフリーザも今回はギャグ担当として映画を盛り上げる。しかし格落ち感は見せないのが演出サイドの憎いところ。フリーザが頑張らなかったら地球は終わってたかもしれない。

本作の良心、チライとレモ

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前述した新キャラ、チライとレモが本作における救いであり、良心だ。

個人的には最初から死亡フラグをスカウターにビシバシと感じ、ブロリー覚醒のためのトリガーの役割だろうと思っていたら良い意味で裏切られた。キャラクターも立っており、特にチライはすでにネット上でかなりの人気を集めている。かわいいし、ケツがエロい。観た人なら分かる。

待ちに待ったフュージョン

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ここは外せない。往年のドラゴンボールファン、キッズたちも失禁号泣モノのフュージョンがついに出た。

みんな大好きゴジータ登場である。

ブルーベジットはアニメで登場したけど、ブルーゴジータは初。正直、旧作のジャネンバ戦での初登場ゴジータのがインパクトはあったし個人的には好きではある。青髪よりやっぱり普通のスーパーサイヤ人のがしっくり来るんだよなあ。それでも時間切れでトドメを刺せず、といういつものパターンに持っていかなかったのは良かったなと。

その他、往年のテーマ曲をバックに過去のシーンから、時を経て現在のシーンに移るシーンも鳥肌モノだった。

ファンであれば素直にワクワクやドキドキが止まらないし、幸せな気持ちになる。ドラゴンボールが、悟空たちが、今もこうやって新しい姿を見せてくれて、生きていることが何より嬉しい。

おススメです。
おとなも、こどもも、おねーさんも。


サポートが溜まったらあたらしいテレビ買います