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星と人間

只今、暗闇の中で
ただ星をぼーっと眺めてきました。

「覚えてる?高校の部活の時、
 感性を磨こうって言ってみんなで
 練習終わりグランドで星を眺めたの。
 あの時なんて言ったっけ」

と、隣にいる友人がぼそっと。

「覚えてる。ただ、なんて言ったっけ」
 
あの時の自分がこの満天の星空を見て
何を思っていたんだろうか。

18の俺に聞きたかった25の俺。

横になってまた星を眺めました。

視界に広がる星、星、星。


圧巻でした。


そして、人は慣れてくると深く考えてしまうのか

星を眺めながらいろんなことを想像していました。


「こんなにきれいな星でも、
 近づくとゴツゴツしてるんだろうな」
「よく見ると輝き方が違って、
 なんか人間みたいだな」
「俺はどんな星になりたいんだろう」

そんなことを考えながら眺める星は
とにかく美しく、人間を遠く眺めているようで
不思議な気持ちになりました。


何万年、何億年も前から存在していて
輝き続ける星たち。

美しいものは、必ず寿命がある。
短い命だから美しい。

そんな言葉に水を差すほどの美しい星たち。


もっといろんなことを考えたけれど
一番強く思ったことがあります。


それは、

「無数にある星、まるで人間。
 どう輝いたっていい。
 輝きたいように輝けばいい」


無数にあるのに、なぜ人に合わせて
輝く必要があるのか。

無数にあるのに、なぜ正しい輝き方が
分かるのか。

無数にあるからこそ、
気にせず自分なりの輝きを。


星を眺めながらそんな思いになった25の夜。

自分なりの生き方。
自分なりの輝き方。
自分なりの思い。

どれも正解なんてなく、
全てが美しい。


さて、30の俺は星を見て何を思うのか。

25の俺を振り返れるように
今日の思いを綴ってみましたとさ。

それでは!




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