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応援ありがとうございました

試合が終わってから3日間家にも帰らずホームレスのような生活をしてました。現実を受け入れられず家に一人でいられなかったので親友と一緒にいてもらいました。

しかしその間も仲間達が代わる代わる電話やラインをしてきてくれて心配してくれたり温かい言葉をかけてくれたりしました。そして応援に来てくれた方々やサポートしてくれている方々やチームメイトからもたくさんのメッセージを頂きました。

SNSでもたくさんのコメントやDMを頂きました。

一人一人にお返事ができなくて申し訳なく思ってます。しかし全てに目を通してます。ありがとうございます。

どれもこれも心に染み入る温かいお言葉で、この3日間で10年分くらいは泣いたかもしれません。

僕はあの日ケージの中で死ぬ覚悟で試合に臨んだのに、おめおめと生き延びて帰ってきてしまった。

負けるなら死にたかった。

しかし現実にはリフリーがいて、死ぬ前に試合を止めてくれるのでこうして今も生きてしまっています。

一体どんな顔して応援してくれた人々やチームメイトに会えばいいのかわからずまだあの日以来誰とも会えずにいます。

皆さんの言うこともわかります。謝る事はない。感動をありがとう。とたくさんの方が言ってくれます。

実際僕の応援に来てくれた方の中で「なぜ負けた!」と僕を責める人はいないかもしれません。

しかしこの日のために付きっきりでサポートしてくれたチームメイトや6000円という決して安くない金額と休みの時間を割いて僕のために会場に来てくれた人達の気持ちを考えるとどうしても自分が情けなく、許せない気持ちがなくならないのです。

ある子供と必ず勝つと約束をしましたがそれも破ってしまいました。

この子を同じ気持ちで二度と泣かすまいと決めたのにまた泣かせてしまった。本当にごめんね。

しかしこのしみったれた空気を作っているのは他ならぬ僕だし、明後日にはゴーゾー館長のクインテット、来週には亀井のパンクラスがあると言うのにいつまでもこの空気を引きずってはならないと思います。

また、僕の覚悟を理解していた人達のうちの何人かは「死なないで」という電話やメッセージもくれていて、そんな心配をかけている事も申し訳なく思うので、クヨクヨするのもそろそろ終わりにしたいと思っています。

この試合に臨むまでに歩いてきた道が、この先の自分の財産になるという気持ちにいつかなれると信じて今は前を向こうと思います。

まだ気持ちの整理がつかないうちにこうしてノートを書こうと思ったのは心配してくれる皆さん、応援してくれる皆さんに対して試合後何の発信もしてない自分が義理を欠いていると感じたので今の気持ちはまだ前向きではないですがそのままを綴ってます。

試合は完敗です。この試合のためにやれる事は全てやりましたが相手の方が一枚上手でした。

試合から4日が経過しましたが未だに声がほとんど出ません。マジカルチョークで喉が潰れてしまいました。唾を飲むと激痛がするので始めは風邪を引いたのだと勘違いしました。喉が潰れるほどのチョーク。さすがです。

試合前に煽りVやSNSで色々言って殺気を育ててきましたが試合が終わればノーサイド。

この時どんな言葉を掛け合ったかは僕と修斗君だけが知ってればいいかなと。

彼もSNSで言ってましたが修斗君と僕だからこそあの日あの最高の空気を作る事が出来た。あの日数々の格闘技興行があったけど一番熱く盛り上がったのはFighting Nexusであり、僕らの試合だったと思います。僕にとってはバッドエンドだったけど、人間ドラマ的には面白かったでしょ。前のノートで書いた「格闘技の非情さと残酷さと美しさ」は感じて頂けたのではないかと思います。山田代表、この様なチャンスや経験をさせてくださってありがとうございました。

このままじゃ終われないでしょ。もう格闘技なしで生きていくことなんてとっくに出来ない頭と体になってるんだからそれはわかってます。不良先輩の巻き返しにご期待ください。懸けたものが大きすぎてその分空いた穴を埋めるのにはもう少しだけ時間がかかりそうなので、今はもう少しだけお時間をください。

皆さん本当に応援ありがとうございました。

僕のために泣いてくれた仲間達も本当にありがとう。

明日からも歯を食いしばって生きます。








今後の活動の糧とさせて頂きます。よろしくお願いします。