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祖父母のこと

 もうすぐ終戦記念日ですね。幼い頃中国大陸や台湾に出征した父方の祖父の話をよく聞いていました。
 祖父は戦時中台湾に行っていたとき、家族で台湾に来ていた祖母の家族と交流があったようです。私からすると曾祖父(祖母の父)が、同郷であった祖父に、
 「元気で帰ってきたら、訪ねてきなさい。うちの娘をお嫁にやろう」というようなことを言ったらしいです。そして、本当に無事帰還した祖父は、祖母家族を訪ね、結婚を申し込んだそうです。
 
 祖父は晩年まで好きなお酒を飲み、大病をしながらも大往生でした。実は私は祖母には会ったことがありません。私の父が幼い時に、心臓病か何かで亡くなったそうです。29歳だったと聞いています。
 生きていたら、色々詳細を聞いてみたかったなと思っています。本当は嫌だったのかとか、格好良いなと思っていたのかとか、物語が広がるわけで…。
 誰かと誰かが出会い、影響し合い運命が作られていく。親と子ども、友だちと友だち、職場の同僚と同僚など、出会いを一つ一つ大切にしなくてはなと思うところでした。

 

 
 


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