見出し画像

心理士が1冊の本に魅せられた話。

一時期、
コピーライターさん、
広告コピーに関する本を読み漁っていた時期がありまして、
その中で出会った1冊についてのお話。

一言で言い表すと、
ズルい本です!!

魅力しかない!


1冊の本を通して、
「これ、面白いからやってみなよ」
そう話しかけられているような気がしました。

・現状を前向きに言い換えて解釈する。
・自分の仕事に名前をつける。
・未来を、そこ結果を前向きに想像して解釈する。

など、
この一冊には魅力的な提案が盛りだくさんなのです。

なんだか、
〝生きる〟ことそのものが楽しみでワクワクしてくるような気さえします。

「現状を前向きに言い換えて解釈する」なんて、
リフレーミングそのものだし、

「『マグカップの取手』のように、その言葉があることでつかみやすくなる。」
これはまさにフォーカシングのハンドルのことだし、
この本は心理学に触れる本と言っても過言じゃないんじゃないと
勝手に思っています。


そしてこの問い。

「これを取ってしまったらもう自分じゃない、そんなキーワードは何だろうか?」

もうこんなの、
考えるだけでワクワクするじゃないですか!


そして、
この本に出会ってから半年以上が経ったのですが、
やっとそのなかのワークのひとつ、
「自分の知らない自分と出会う」という章のなかの
「名前紹介」という課題に取り組んでみました。

「自己紹介」ではなく「名前紹介」。

私の名前は「経弥」と書いて「えみ」と読みます。

同じ漢字の方には、生まれて一度も会ったことがありません。
というか、
「経」という漢字を名前にもっている方にもお会いしたことがないかも。

そんな「経弥」という名前について、
その漢字の意味を「新字源」で調べてみました。

「経」:
縦糸。筋道。いつも変わらない通り。書物。道。営む。人体を縦に走る血管。時が過ぎる。etc…

「弥」;
弓がゆるむ。長引く。久しく止まる。遠い。広い。大きい。道蔓延る。極める。いよいよ。etc…

角川 新字源


ついでに、旧姓について調べると、「前に進む、生まれる」という意味が、
結婚後の苗字については「わかれる、与える、ありのままで飾り気がない」などの意味が含まれていました。

ふぅむ…。

自分の名前について説明する時、
「お経の『経』に南無阿弥陀仏の『弥』です」
なんて紹介をすることもありましたが、
(実家がお寺、というわけではありません)
改めて漢字の意味を調べてみると、
「柔軟さをもちつつ、信じる道をまっすぐ進め!」
そう伝えられているような気がしました。

「経」も「弥」も時間の経過を含む漢字であり、
〝人生〟そのものが私のテーマだと、
その人生を、自分の想いを信じてまっすぐ進んで行くことがテーマ
だと、
そう伝えられている気がしました。

あー。
面白い!!


そして、
この本の中に書かれていたこの一節。

「聴す」と書いて「ゆるす」と読む。
聴くという行為は、相手の存在を受け入れること。
だから「ゆるす」でもあるんだ。

阿部広太郎 「それ、勝手な決めつけかもよ?」

めっちゃ震えました。
心理士向けの本じゃないよね?って確認しました。

本当にズルい!
手放すことのできない本って、
今までも何冊かあるのですが、
この本も間違いなく手放せない本に仲間入りです。

他のワークも、
またやってみよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?