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学生ミーティング①

ふたばでは岩手県盛岡市と周辺5町、9会場で経済的な困難を抱える家庭のお子さんを中心に学習会を開催しています。公民館などで週1回、社会人チーフと大学生サポーターが2~3名が子どもたちと勉強したり遊んだり、おしゃべりをしたりしています。

今日のミーティングでは、いつも子どもたちと直に接している大学生のお悩みに理事2人が全力で応えてみました。投稿されたお悩みは70以上!大学生がどんなことに悩んでいるのかを知る、いいきっかけになりました。

一番多かった多かったのは「子どもに何と話しかければいいですか?」「初対面の子と打ち解ける方法は?」といった、コミュニケーションに関する悩みでした。また、「丁寧な言葉づかいとタメ口とどちらがいいの?」「子どもたちの話の輪に加わるタイミングは?」といった質問もありました。

「まず、その子と友達になってください」というのがふたばの答えです。私たちは塾や学校の先生、役場の職員ではありません。子どもたちとは一人の人間として、1対1で仲良しになってほしいと考えています。友達になりたいと思えば、自分のことを知ってほしいし相手のことも知りたい。共通の話題があれば会話も自然に盛り上がるし、困ったことがあったら相談もできる。時間をかけてそういう関係になってほしいと思っています。

また、「仲良くなった子どもたちから家庭のことでシリアスなことを打ち明けられたとき、どうしたらいいかわからない」という悩みも多くありました。子どもたちが大学生を信頼していろいろ話してくれることを、まずうれしく感じました。家庭環境は私たちの力だけでは解決できない問題がほとんどです。ふたばに来てくれる子どもたちが誰かに話してすっきりした気持ちになってくれることが大切なので、ただ話を聞いてあげるだけで十分だと伝えました。ただし、状況は振り返りミーティングで必ず他のサポーターやチーフと共有して、今後のサポートに反映させることも付け加えました。

振り返ってみればおよそ1年半にわたるコロナ禍で、大学生自身が友達との関係を築きにくくなっています。学習会が中止となることも多く、継続したサポートがしにくい状況です。そんな中でも、会場まで足を運んでくれる子どもたちと楽しい時間を過ごしたいと試行錯誤しています。

ふたばのホームページはこちら

https://www.futabaiwate.org





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