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【読書ログ】ディア•ペイシェント 南杏子著

臨月で夜よく寝られない日は小説を読んで過ごしています。
先週読んだ小説は医療モノ。
最新作の「いのちの駐車場」が映画化されるということで、5月中旬にはNHKのあさイチにも出演されていたようで、著者をご存知の方も多いと思います。
私はこれまで読んだことがなく、Amazon Unlimitedでたまたま出会いました。

1.作品について

ディア•ペイシェント 南杏子著
★★★☆☆ 評価3.0
女性医師を取り巻く日常を医師、病院側の視点から丁寧に描かれている。
毎日のハードワーク、患者からのクレーム、医療訴訟と大変な状況に胸が痛くなった。そんな中でも医療、患者にきちんと向かい合っていこうとする女医の姿に尊敬の念を抱くとともに勇気をもらった。
自分も毎週、産婦人科に通う中で、「1時間待ったけどエコー短かったな」「十分に話聞いてもらえなかったな」と感じる時も正直あります。
病院のスタッフの方にはあらためて感謝と尊敬の気持ちを忘れずにいたいと思いました。

2.著者について

著者の南杏子さんは現役医師。
2歳の娘を抱え、33歳から大学の医学部に通い、38歳で医師になったという経歴の持ち主。アラフォーの体力で研修医時代を子育てをしながら乗り越えるなんて、凄まじいバイタリティ。
その後、病院に勤務しながら、カルチャーセンターの小説教室に通い、55歳で作家デビューを果たしたというからまた驚き…
人生100年時代の手本となるセカンド、サードキャリアの築き方だなとファンになりました。南さんが医師にチャレンジされた30代の私。
年齢、環境を言い訳にせず、何事にも挑戦するマインドは忘れずにいたいです。

以下の2作品もAmazon Unlimitedで読めます。
「サイレント•ブレス」も終末期医療の話で考えさせられることが多い作品でしたが、私的には「ディア•ペイシェント」の方がストーリーに引き込まれました。
「いのちの停車場」はこれから読むのが楽しみです。

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