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花を摘んで垂れた蜜を


季節を知りどうして風を感じないの?わたし人間になったのに



隙間を見つけられちゃったから埋めるしかなくて、ああ、また溢れた



脚の太さに詰まったものを当時も今も笑えたらいいのに


届かない届かないけどあの人も普通の人として泣いていた


恋人に 絵を褒められたわたしは 誰で どこにいるの


拾い上げて粒々ときらきら落ちてまた拾い上げてまた


踵が床にへばりついて剥がれないなのに地球ごと歩けなくて


草が生えて花が咲いてお茶を飲んで細い道を歩いた

短歌とかくだらないことしてないでほら海へ行こうよほら生命が始まるよ


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