とうとう心配していたことが起こってしまった。クリボーが怪我をしました。
12月4日（月）の朝は、いつもの朝でした。ただいつもよりもよく鳴いていて、何かあったのだろうかと不審に思っていたところでした。

近所で何かが起こって、キョロたんがうちに来るようになってしまっています。
そのキョロたんを面倒見ていた家は通りを挟んだ向かいの家です。
ここひと月ほどの話、、、いつもご飯を差し出していたその家の縁側は暗く、夜通って見ても、人の気配が無いような時が増えていました。僕は、ここの人、もしかしたら病院に行ったとか、何かの事情があり、ノラ子の世話が出来なくなったのかと思ってはいたのです。

またキョロたんは、クリボーの親であり、当時、去勢されていなかったはずですが、最近、ふとキョロたんの耳を見ると、確かな耳カットがあるのに気がつきます。どこかのタイミングでキョロたんは捕獲され、TNRされたのだろうと。あのキョロたんでも捕まってしまうのかとも考えたのです。

捕獲器を設置出来る家も限られますが、僕はまだ一度も近所で捕獲器の設置現場を見たことが無く、一体、誰がどこでこんなにもTNRを実施しているのかと不思議にも思っていました。
クリボーをリリースする時には、クリボーもいつかは捕獲されるということ、これを覚悟はしていたのです。（正確には覚悟出来ていません。）

そんなことがあって、向かいの家のネコの世話の中断で、ノラ子の住環境が大きく変わったのでは無いかと考えております
その4日（月）の夜のことです。
クリボーはいつもと違って、黙って窓に張り付いて僕を見ていました。僕が窓を開けると力なく、鳴き始めます。

勝手口のドアを開けて、クリボーを向かい入れようとすると、少し動いて、座り込みます。左前足が痛そうです。
いつもだと嬉しそうに、コロコロするか、急いで僕の元に走ってくるのに、この時は、左足をかばって、ゆっくりと歩いてきます。

周りを、とてもとても気にしています。足を地に着けて歩けてはいるので、骨折では無さそうではあります。
知り合いの獣医に急いで連絡をとり、動画を見せました。恐らく骨折も無く、大丈夫だろうとのことでした。

僕もノラ子の世話を始めて、3年ほどになりますから、こうしたトラブル、怪我の経験があります。
ボスねこのメイさんも前足を負傷したことがあります。メイさんはボスだったこともあり、非常に元気だからこそと思いますが怪我をしました。流石にメイさんは、前足を負傷したくらいでは、3本足で元気に走っていました。しかし、ふと不自然に、うちのテラスに座り込みます。メイさんは少し近づくことが出来るノラ子ですので、捕獲し、病院に連れて行こうかとして、キャリアケースを買いました。Amazonからの到着を待っている間に、メイさんの面倒を見てくれる病院も決めたりしていたのです。
メイさんの足を見ると、外傷は無く、足をくじいたようにしていました。確かに骨折していれば、動けなくなるはずなのに、3本足で元気に動き回っています。数日様子を見ることにしたのです。その後に、メイさんは普通に歩いていました。

ネコのもつ自然治癒能力の高さに驚いたものです。メイさんだけでは無く、タルトも足をくじいたことがあり、やはり数日で元に戻っていたようであります。

それを冷静に考えると、クリボーはやや軽いのかも知れません。ネコの個体差により、少しクリボーは弱いこともありますので、気も弱いですから、足の痛みがかなり気になっているかのようです。

今朝（12/5)、クリボーはうちに来ることが出来ましたが、家庭菜園でしばらく鳴いて、自分がいるとアピールすると、また座り込み。30分くらいかかりましたが、うちにやってきました。

昨日の夜に比べるとほんの少し、わずかに良くなったように思えます。左あしの足先は腫れています。
朝ごはんはいつもより少なめですが、通常ねこの量では十分に多いです。ただ食べる時に、ものすごく警戒をしています。遠くでバタン！と窓を閉めるような音が鳴くと、すごいびっくりして、家から飛び出ます。この姿を見て、あぁ捕獲器か何かで捕まりそうになり、逃げる時に負傷したのかとも思ったのです。

うちに長居しようとはしません。すぐに出て行きます。ノラ子であるため、いつかはこうなると思ってはいたのですが、僕はとても辛い状況で、しかし、僕自身がしっかりとしなければ、クリボーはもっと辛い。今後のこと、どうするのかと考えています。
ノラ子の寿命は4、5年ほどです。クリボーはこの12月で満2歳になりました。もう時間も無くなってきています。
今年、家猫修行に失敗し、リリースしたものの、どうするのか、結論を急がなければならないだろうと思います。