クリボーは一段とキョロたんに絡むようになっています。前の記事を見て頂ければ分かることではありますが、以前のクリボーは母親ネコのキョロたんすら怖がり、キョロたんがいると、うちの庭には入ってこれなかったのです。
そのためにごはんの順番を決め、クリボーが先に、キョロたんはその後にと、ごはんを食べさせています。
そうでもしないと、うちに近寄ることが出来なくなるだろうとの考えからです。このごはんの順番が固定し始めると、クリボーは徐々にキョロたんを怖がらなくなりました。この考えは上手くいったのです。

それが今では、キョロたんを押しのけてもクリボーが1番。キョロたんの番になっても、言わないとクリボーはキョロたんのごはんを食べようとします。最近ではキョロたんが来るのを待ち構えたり、両腕を挙げて飛びかかったりします。あまりに戯れるので、キョロたんは、スッとその場を逃げ去り、ごはんが食べれない時もあるのです。

ただし、こうして大きく出れるのもキョロたんだけで、他のネコには逃げ回るばかり。ここ最近もあの、首輪を嵌めたまま大きくなってしまったネコに、メスのキジトラもよく来てはいますが、クリボーは逃げ回り、やり過ごしてから戻ってくるを繰り返しています。

1ブロック先の近所で、以前、うちに出入りしていたネコたちを見かけることもあります。あれほどに通って来ていたのにと思うのですが、テリトリーと寝床がそれぞれにあるのでしょう。
自分の寝床が無くなると、新たに探さねばならなくなるそうです。だからクリボーをリリースするのなら、急いでと言われました。クリボーの寝床を他のネコに盗られる前にTNRをと。

寝床が無くなったネコと言えば、通り沿いの一軒家の玄関に寝床を作ってもらっていたキジトラ。突然に家主がごはんを与える通行人に激怒し、キジトラの寝床を撤去。不法侵入は訴えるの張り紙。寝床を失ってどうしているのかと、そこを通る時にいつも考えていましたら、ある朝、その家の玄関に現れ、キジトラがスッと隠れてごはんを食べていました。なんとか生きてはいるなと生存を確認。これだけの一軒家ですので、中に入れてやればと思うのですが、そこはノラ子、そう簡単にはいかないでしょう。

クリボーの人慣れについてはどうかというと、また少し以前のように戻っています。ごはんの準備中は逃げることなく、足元にいます。ごはんを出そうとすると、手に鼻が付きそうな勢いで近寄ります。手持ちでチュールを与え終わると、僕は少しクリボーから離れますが、昨日は廊下にものを取りに行っていると、食べ終わったクリボーが、ドアから顔を出して、おかわりのふにゃー。
ここまできても、クリボーには触ることは出来ませんし、勝手口ドアを閉めることも出来ないのです。もう少し、もう少しと考えていますが、もうすぐ気温が上がり、クリボーも落ち着きがなく、外を動き回り出しそうです。クリボーと近づけるのは、気温が下がる季節だけ。ずっと庭の猫ベッドで寝ているのも今の季節だけだろうと思います。

猫ベッドに入れるホカロンがセールになって、ホカロンももう無くなるなと思うと、何か寂しい気持ちになります。