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CALIFORNIA rest in 宝籤

これは言い訳なんだけど、ぼくはなにかとなにかが似ている、ぱくりであるみたいなことは言いたいわけじゃない。少なくとも自分が好きなものにおいては。ヘッダ画像をお借りしています。

RCHPめいたことばかり最近書いているので思ったんだろうけど、RCHPにはDani californiaという歌がありますね。この歌めっちゃ変わってるんですが、それはその後でお話するとしてこの歌をめっちゃ歌ってるとなんかある歌を聴きたくなった。

歌といいますかBGMなんだけど、それががんばれゴエモンゆき姫救出絵巻の宝籤売り場、、厳密には売り場ではなく宝籤「会場」のような場所のテーマなんだけど、なぜだろうと考えた。

この宝籤のテーマですが、凝っている。先程「売り場」「会場」のBGMそれぞれが違うと述べましたが、そんなの一緒でいいじゃないっすか!でも分けてるんです。そして宝籤って別に(ぼく的には攻略上意味があるけど)別にこのゲームで遊ぶだけだったらクリアするまで一切立ち寄らなくたって良いんです。

そんなところにこれほどまでの金をかけて……いや人員とか何かしらを投入できるんだから、ゆき姫救出絵巻とはコナミにとって当該プラットフォームでのロンチタイトルではなかったのだろうか?と思える。でもぼくは当時の文化にそんな詳しくないし、グラディウスとかもあったんじゃないだろうか(当時のコナミをぼくは全く知らない――つまりこのゲームも後から知った―――が、コナミとはアクゲーの会社だったんじゃないかと思う)?

それでもこれほどまでにBGMひとつとっても場面転換ごとに全部変えるとは、だってこのようにどうでもいい(よくはないけど)立ち寄れる店のひとつひとつ(見世物小屋、競馬場、旅ツーリスト、バーガー屋、ゲーセン……枚挙に暇がない)全部BGM変えてるんすよ……さらには情報だけもたらし、その一言以外に何も発さない村人の家のBGMも適当ではまったくない。ほとんど共通しているものの、良すぎ……

それほどスーファミに乗り込むコナミの決意は並々ならぬものであり、その後も五右衛門というIPが継続した背景ともなったのだろうと思います。なぜかぼくは現役でより遊びやすかったはずの後発を全く遊んだことがないからわからないのだが……

話を戻すとDani Californiaとはギターソロが最後にしかない歌です。あるいは最後のコーラスにとんでもないメロディのギターソロが鳴るんだけど、歌の後ろで鳴るギターはギターソロとはいえるのだろうか。

歌も恐ろしく落ち着いたAメロがありコーラスがあるのみ。それが3回続いてもっと暗いブリッジみたいなのが挟まる。つまりは3回終わるまで歌の印象が……雰囲気が?変わらないままなわけです。視聴者が飽きるとか思わないのだろうか(実際飽きないし、飽きさせないと理解しているからそうしたのでしょうけど)?構成を思いつき、実行に移したRCHPが恐ろしい。

このギターソロの音がなぜか印象的で、でもその理由は最後のコーラスが終わり、後はもう歌が終わるだけだというこのオルガニズム的なそれの後だみたいな雰囲気だからなのかも知れないけど、ジョン・フルシアンテの弾いているメロディ、旋律がこのゆき姫救出絵巻の宝籤コーナーに似ていると理解したからだった。

もちろんごく一部です。たまったま似ただけって感じです。高知県のあの踊りの歌の旋律とフランツ・フェルディナンドのThe Dark of the Matineeがそっくり過ぎるのはなんか「え……?」と不思議な気持ちにはなる。だって高知のあれはすんげー昔からあってフランツなんて2000年代の人たちでしょ

ジョンのパラピリ~リラリラリラタッタ、みたいなフレーズですね、その結び方が似ている。宝籤のテーマはソナタみたいに調子が変わる(これもコナミ矩形波倶楽部が末恐ろしいところ)んだけど、その序盤のゆったりしたBPMのほうですね。さあ調子が速めにかわるぞ、のところの結び方が。

コナミ矩形波倶楽部とジョン・フルシアンテの人生に交わりなんてなかったと思うのだが、全く別々の人間が何らかの共通したルーツによりこのようなめっちゃいい歌を作ることに寄与したのかもと思うとおもしれえ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~と思ってこのように書き残してしまうのだ。

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